ID:64873

没後七〇年

Commemorating the 70th Anniversary of His Death

吉田博展 YOSHIDA HIROSHI

会場

川越市立美術館

KAWAGOE CITY ART MUSEUM

会期

2020/4.25SAT~6.14SUN

中止

展覧会概要

没後七〇年 吉田博展 ヨシダヒロシテン

Commemorating the 70th Anniversary of His Death YOSHIDA HIROSHI

明治、大正、昭和にかけて風景画の第一人者として才能を発揮していた吉田博(1876-1950)。彼はもう一つ、版画家としての顔を持っています。吉田が自身の監修で木版画制作を始めたのは1925年、49歳のことでした。
吉田は版画を制作する上で、浮世絵に連なる伝統的な木版システムを採用します。彫り・摺りを常勤の職人に担当させ、分業による高度な技術を積極的に活用したのです。一方で吉田はただ原画を手掛けるだけでなく、自身も彫り・摺りの技術の研究に努め、時に自ら手掛け、全工程を熟知した上で厳しく監督しました。そうして制作された版画は、洋画家として培った写実性と、国内外を巡り、自然の中に飛び込むことで体得した吉田独自の視線を余すところなく表現しています。平均摺数は三十程度。水の流れや光のうつろいを驚くほど繊細に描写した版画は国内外で人気を博し、かのダイアナ妃にも愛されました。
本展では吉田の没後70年にあたる節目に、後半生の大仕事として制作された木版画約200点を一挙公開します。また、版木や制作の基礎となる写生帖を併せて紹介し、その繊細な表現が生まれる過程をじっくりと御覧いただきます。

主催者
川越市立美術館、毎日新聞社
協賛・協力等
■協賛:ニューカラー写真印刷株式会社
休催日
月曜日(5月4日は開館)、5月7日(木)
開催時間
午前9時 ~ 午後5時
(入場は午後4時30分まで)
観覧料
一般600円(480円)/大学・高校生300円(240円)/中学生以下無料
*( )内は20名以上の団体料金
*身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳又は療育手帳をご持参の方、及びその介護者1名は無料
*「川越きものの日」にちなみ毎月8日、18日、28日に着物で来館された方は団体料金
展覧会ホームページ
https://www.city.kawagoe.saitama.jp/artmuseum/tokubetutenji/toku-index.html

イベント情報

特別ギャラリートーク
講師:西山純子氏(千葉市美術館上席学芸員)
日時:5月9日(土)午後2時から
会場:企画展示室
費用:無料(要当日観覧券)

担当学芸員による展示解説
日時:5月23日(土)午後2時から 6月7日(日)午後2時から *手話通訳つき
会場:企画展示室
費用:無料(要当日観覧券)

津久井智子の消しゴムはんこ。ワークショップ!~つくるたのしみ、おすたのしみ
講師:津久井智子氏(消しゴムはんこ作家)
日時:5月30日(土)午後1時30分から午後3時30分
会場:創作室
対象:小学4年生以上(小学生は保護者同伴)
費用:500円
定員:15人(申し込み多数の場合は抽選)
申込:5月8日(金)から5月17日(日)までに、電話またはFAXにて当館まで

会場情報

川越市立美術館 カワゴエシリツビジュツカン

KAWAGOE CITY ART MUSEUM

会場住所
〒350-0053
川越市郭町2-30-1
ホームページ
https://www.city.kawagoe.saitama.jp/artmuseum/
更新日:2020年7月22日
登録日:2020年7月22日