ID:64594
企画展
エッシャーが、命懸けで守った男。
メスキータ Samuel Jessurun de Mesquita
日本初回顧展
会場
宇都宮美術館
Utsunomiya Museum of Art
会期
2020年7月5日[日]~ 8月30日[日]
展覧会概要
企画展
エッシャーが、命懸けで守った男。 メスキータ メスキータ 日本初回顧展
Samuel Jessurun de Mesquita
メスキータの日本初回顧展を開催します。サミュエル・イェスルン・デ・メスキータ(1868~1944)は、19世紀末から20世紀初頭のオランダで活躍した画家、版画家、デザイナーです。大胆に単純化された白と黒の画面を特徴とし、見る者に強い印象を残します。知的に構成された木版画をつくる一方で、メスキータは幻想性に満ちたドローイングを描き続けました。その表現はシュルレアリスムにおけるオートマティスム(自動記述)の先駆けともいわれます。
ユダヤ人だったメスキータは1944年1月31日の夜に家族とともに家から連れ去られ、ほどなくしてアウシュヴィッツ強制収容所で生涯を閉じました。メスキータの教え子のなかに、だまし絵や数学的なパターンの版画で名高いM.C.エッシャーがいます。メスキータが連行されたことを知ったエッシャーは、敬愛する師の作品200点ほどをアトリエからひそかに持ち帰り、戦争中も守り抜きました。ほかにもメスキータの息子の友人らが作品の継承に務めました。メスキータの名前と作品が今日まで残ったのは、そうした人々の努力があったからです。この展覧会は、メスキータの日本における初めての回顧展です。悲劇にも負けずに残された作品の魅力に触れる絶好の機会です。
- 主催者
- 宇都宮美術館
- 協賛・協力等
- 後援 オランダ王国大使館
企画協力 キュレイターズ - 休催日
- 毎週月曜日(ただし8月10日[月・祝]は開館し、8月11日[火]に休館)
祝日の翌日(ただし7月24日[金・祝]・25日[土]は開館) - 開催時間
- 午前9時30分 ~ 午後5時
- (入館は午後4時30分まで)
- 観覧料
- 一般 1,000円(800円)
大学生・高校生 800円(640円)
中学生・小学生 600円(480円) - ※( )は20名以上の団体料金
※身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳の交付を受けている方とその介護者(1名)は無料。
※宇都宮市在学または在住の高校生以下は無料です。宮っ子の誓いカードまたは学生証をご提示ください。
※毎月第3日曜日(7月19日、8月16日)は「家庭の日」です。高校生以下の方を含むご家族で来館された場合、企画展観覧料が一般・大学生は半額、高校生以下は無料となります。 - 展覧会ホームページ
- http://u-moa.jp/exhibition/exhibition2.html
イベント情報
講演会「メスキータの生涯と版画」
日時 2020年7月26日[日]午後2時~午後3時30分(開場は午後1時30分)
講師 佐川美智子(美術史家/本展監修者)
会場 宇都宮美術館 講義室
費用 無料
定員 先着40名
※チラシでは50名と告知しておりますが、聴講者の間隔を確保するため40名とさせていただきます。
担当学芸員のギャラリートーク
企画展会期中の土曜日に担当学芸員によるギャラリー・トークを行っています。
日時 2020年7月11日[土]、7月25日[土]、8月8日[土]、8月22日[土] 午後2時~
会場 企画展チケットをお求めのうえ、中央ホールにお集まりください。
※会場が講義室に変更となる場合がございます。
定員は40名以下とさせていただきます。
会場情報
登録日:2020年7月1日