ID:63715
かこさとしの世界展
だるまちゃんもからすのパンやさんも大集合!
会場
八王子市夢美術館
Hachioji Yume Art Museum
会期
2020年2月1日(土)-4月5日(日)
展覧会概要
かこさとしの世界展 カコサトシノセカイテン だるまちゃんもからすのパンやさんも大集合!
2018年、日本を代表する絵本作家かこさとし(加古里子)が92歳でこの世を去りました。かこは、32歳の時に最初の絵本『だむのおじさんたち』(1959年/福音館書店)を出版して以来、「だるまちゃん」シリーズ、「からすのパンやさん」シリーズといった物語絵本から『かわ』、『地球』、『海』といった科学絵本、絵画や歴史、健康にいたるまで、その多岐にわたる著作は生涯600冊を超え、現在でも子どもたちをはじめ多くの人々に親しまれています。
かこの創作の出発点には、子どもたちに自らの未来を切り開く力を持ってほしいとの願いが常にあります。かこは、青春時代に戦争を経験し、戦後、自らの生きる意味を失いますが、児童演劇へ関わる機会を得て子どもたちとふれあい、これからを生きる子供たちの役に立てるのであれば、生きていく意味もあるかもしれないと希望を見出します。そして、ボランティア福祉活動(セツルメント活動)として子ども会に参加、紙芝居や幻灯などの創作を始めたことが、後の絵本製作で活かされることになります。こうした「子どもたちのために」という姿勢は、かこの長きにわたる絵本制作の原動力になりました。
本展では、かこの代表作をはじめ、少年時代に描いたスケッチや絵日記、子ども会での紙芝居、これまで発表されることのなかった絵本の原画や下絵なども公開、八王子ゆかりの医師・肥沼信次を描いた『ドイツ人に敬愛された医師・肥沼信次』(2003年/瑞雲舎)も交え、貴重な作品や資料が一堂に会します。
展示では、その創作の軌跡をたどりながら、かこがどんな想いで子どもたちと向き合い、絵を描き、絵本を作ってきたのかをひもときます。発見とときめき、驚きと喜びに満ちたかこさとしの世界をお楽しみください。
- 主催者
- 公益財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団
- 協賛・協力等
- 協力:加古総合研究所/小湊鐵道 企画協力:アートキッチン
- 休催日
- 月曜日(ただし祝日の場合は開館し翌日休館)
- 開催時間
- 午前10時 ~ 午後7時
- (ただし入館は午後6時30分まで)
- 観覧料
- 一般600(480)円/学生(小学生以上)・65歳以上300(240)円
- ◎( )内は15名以上の団体料金 ◎未就学児無料 ◎土曜日小中学生無料
イベント情報
ギャラリートーク(計2回/申込不要)
●ギャラリートークA
加古総合研究所の鈴木万里氏を迎え、会場内を巡りながら、展示作品や絵本ができるまでの制作秘話、かこの子どもたちへの想いなどをお話しいただきます。
日時:2020年2月21日(金)14時~15時
講師:鈴木万里(加古里子・長女、加古総合研究所代表)
●ギャラリートークB
本展企画協力者の林 綾野氏を迎え、会場内を巡りながら、展示作品やかこ絵本の魅力、展覧会ができるまでの制作過程などをお話しいただきます。
日時:2020年3月18日(水)14時~15時
講師:林 綾野(本展企画協力者、アートキッチン代表)
会場情報
八王子市夢美術館 ハチオウジシユメビジュツカン
Hachioji Yume Art Museum
- 会場住所
-
〒192-0071
八王子市八日町8-1 ビュータワー八王子2F - ホームページ
- https://www.yumebi.com
登録日:2020年1月29日