ID:6307

没後20年 中原淳一展

装う、暮らす、生きる。すべてに「美」を求めた芸術家の生涯

会場

西宮市大谷記念美術館

OTANI MEMORIAL ART MUSEUM,NISHINOMIYA CITY

会期

2003年10月4日(土) ~ 2003年11月9日(日)

展覧会概要

没後20年 中原淳一展 ボツゴニジュウネン ナカハラジュンイチテン 装う、暮らす、生きる。すべてに「美」を求めた芸術家の生涯

つぶらな瞳とすらりとした可憐な少女の画で、戦前から戦後にかけて10代から20代の女性の間で一世を風靡した中原淳一(1913-1983)。彼の仕事ぶりは雑誌編集をはじめ、人形作家、ファッションデザイナー、詩人など多岐にわたりました。「より多くの人々に美しいものに触れる機会を与えたい」という信念が、彼に幅広い仕事への挑戦を駆り立てたのです。彼が提案したファッションやライフスタイル、人間として女性として美しく生きる姿勢、その内面を磨き上げることの大切さを説いた彼の美学は、当時の女性たちにとどまらず、現代の女性たちにも、多くのメッセージを発し続けています。
没後20年という節目に開催される本展では、雑誌、ファッションデザイン、人形や衣装の制作、音楽や舞台活動などに幅広く活躍した中原淳一の仕事の全貌に迫ります。
これまで、あまり紹介されることのなかった、デビュー以前の画学生の頃の作品から、雑誌のための表紙原画、物語挿絵、スタイル原画、中原デザインのドレスなど500余点を展示。初公開となる初期の油彩画や人形、ウェディングドレスなども出品します。また「新婚の家庭」をテーマに中原が提案した「室内インテリアの再現の部屋」、1つの机で様々な用途に応える「夢の机」なども再現し、今なお色あせない中原美学を紹介します。
「世の中がどう変わっても美しいものは変わりません」。中原のその言葉通り、戦前、戦後の混乱期を生きる女性たちに勇気と元気を与え、いまだ色褪せることなく幅広い年齢層の人々を魅了し続けるその美学の世界をこの機会にあらためてご堪能いただきたいと思います。

主催者
西宮市大谷記念美術館、朝日新聞社
休催日
水曜日
観覧料
一般 800円(600円)
高・大学生 600円(400円)
小・中生 400円(200円)
※( )内は前売りおよび20名以上の団体料金
展覧会ホームページ
http://www9.ocn.ne.jp/~otanimus/
展覧会問合わせ先
電話0798-33-0164 / fax 0798-33-1699

会場情報

西宮市大谷記念美術館 ニシノミヤシオオタニキネンビジュツカン

OTANI MEMORIAL ART MUSEUM,NISHINOMIYA CITY

会場住所
〒662-0952
西宮市中浜町4-38
ホームページ
http://otanimuseum.jp/home/index.html
更新日:2010年9月29日
登録日:1999年3月31日