ID:63052

山口蓬春とゆかりの作家たち

―近代日本画壇にみる風趣―

会場

山口蓬春記念館

HOSHUN YAMAGUCHI MEMORIAL HALL

会期

2019年11月30日(土)~2020年2月2日(日)
前期:11月30日(土)~1月5日(日) 後期:1月7日(火)~2月2日(日)

前期:11月30日(土)~1月5日(日) 後期:1月7日(火)~2月2日(日)

展覧会概要

山口蓬春とゆかりの作家たち ヤマグチホウシュントユカリノサッカタチ ―近代日本画壇にみる風趣―

山口蓬春(1893-1971)は、大正から昭和の日本画壇において新たな可能性を目指し、日本画の進むべきひとつの方向を示した画家です。大正12年(1923)に東京美術学校日本画科を卒業すると、師・松岡映丘が主宰する新興大和絵会に参加、やまと絵の近代化を模索します。その後、さらなる飛躍を求めて六潮会という団体を結成。ここでは、日本画家、洋画家、美術評論家という異なるジャンルのメンバーたちとともに研鑽を積み、有意義な交流をも育んでいます。一方、戦時中には従軍画家として藤田嗣治らと戦地に赴き、お互いに強い影響を与えあいました。戦後は西欧の美術の動向をいち早く取り入れたモダニズムの傾向を示す作品を次々に発表、日本画壇の先駆者として若い作家たちに大いに感化を与えました。このように蓬春の画業を辿っていくと、時代とともに多くの作家たちとの交流や、その影響による創作活動の変化の跡が見受けられます。
本展では、当館が収蔵する山口家より提供を受けた蓬春作品や蓬春が蒐集した美術品などから、蓬春も関心を寄せていた近代の作家たちに焦点をあて、戦前から戦後にかけての蓬春の多彩な交友と作品の風趣を探ろうとするものです。

主催者
山口蓬春記念館・公益財団法人JR東海生涯学習財団
協賛・協力等
後援:神奈川県教育委員会、葉山町教育委員会
休催日
毎週月曜日(1月13日を除く)、1月14日(火)、年末年始12月29日(日)~1月3日(金)
開催時間
午前10時 ~ 午後5時
(入館は午後4時30分まで)
観覧料
[税込み]
一般/600円(高校生以下は無料)
団体割引/100円割引(20名以上の団体で1週間前までに予約した場合)
障がい者割引/100円割引(同伴者1名を含む) 連携館割引/100円割引
※連携館:葉山しおさい公園・博物館(大人券のみ)、神奈川県立近代美術館 葉山(企画展の一般券・学生券のみ)
※当館を何度でもご覧いただけるお得な年間入館券1,800円(発行月から翌年の同月末日まで有効)を発売しております。
展示替え情報
※会期中に一部展示替えを予定しております。※展示作品は都合により一部変更することがあります。
展覧会ホームページ
http://www.hoshun.jp/exhibitions/

イベント情報

[1]邸園ツアー
【内容】旧山口蓬春邸当時の庭園の息吹や、数々の傑作を生み出した創作の場である画室などについて学芸員が詳しく解説しながらご案内します。普段と一味違う山口蓬春記念館をお楽しみください。
【日時】12月7日(土)11:00~11:40
【参加費】無料(但し、当日の入館料は別途必要)
【定員】先着15名
【申込】開始10分前までに入館料をお支払いの上、正門前にご集合ください。
※雨天の場合は、集合場所が変更になる場合ありますので受付にてご確認ください。

[2]展示解説
【内容】展示の見どころを学芸員が解説します。
【日時】12月8日(日)[約20分]
【定員】先着10名
【集合】開始時間までに入館料をお支払いの上、受付前にご集合ください。

[3]第56回 葉山特別見学会
【内容】葉山町にある美術館・博物館を学芸員の解説付きで見学します。
【日時】12月20日(金)9:30~14:30
【場所】葉山しおさい博物館・山口蓬春記念館・神奈川県立近代美術館 葉山
【参加費】無料
【定員】30名(応募者多数の場合は抽選)
【締切】2019年12月3日(火)
【申込】はがき又はFAXに住所、氏名(ふりがな)、性別、年代、イベント名を明記の上、お申込みください。

[4]鏑木清方記念美術館(鎌倉市)との連携イベント
【期間】1月4日(土)~2月29日(土)
【内容】両館では、近代数寄屋造りの名匠・吉田五十八が設計した画室をこよなく愛した蓬春と鏑木清方にちなんで、連携企画を開催します。詳しくは別紙チラシをご覧ください。

会場情報

山口蓬春記念館 ヤマグチホウシュンキネンカン

HOSHUN YAMAGUCHI MEMORIAL HALL

会場住所
〒240-0111
三浦郡葉山町一色2320
ホームページ
https://www.hoshun.jp/
更新日:2019年12月4日
登録日:2019年11月13日