ID:62182
ミュージアムコレクションⅡ
Museum Collection Ⅱ
森芳雄と仲間たち MORI Yoshio and His Friends
会場
世田谷美術館 2階展示室
SETAGAYA ART MUSEUM
会期
2019年8月3日[土]→11月24日[日]
展覧会概要
ミュージアムコレクションⅡ 森芳雄と仲間たち モリヨシオトナカマタチ
Museum Collection Ⅱ MORI Yoshio and His Friends
森芳雄(1908-1997)は戦後日本の苦しい精神状況を、男女ふたりの裸体像を通して見事に捉え、戦後の洋画界の金字塔とされる《二人》(1950年、紀伊國屋書店蔵)を描き上げました。
森芳雄の画業の中心は母と子の強い絆を描いた母子像、生命力溢れる裸婦像、そして若者を扱ったエネルギー漲る青年群像などの人物画です。他にも風景画や静物画もありますが、いずれのテーマもヒューマニズムの観点から描かれ、重厚なマチエールと心温まる画風が特徴となっています。人物画の場合、顔の表情などの詳細を描かず、暗褐色の落ち着いた色調を使い、線や面、陰影などで構成した独特の具象絵画で、人物を組み込んだ抽象画のように見えます。
昨年、森芳雄氏のご遺族や関係者の方から代表作を含む油彩、素描などの有難い寄贈の申し出がありました。今回の新規寄贈作品を初公開すると共に当館の収蔵品3点を展示します。また、森芳雄が所属した自由美術家協会の盟友、武蔵野美術大学教授時代の同僚、森が所属した画廊の作家仲間など、当館のコレクションの中から森芳雄と切磋琢磨しあった仲間たちの作品を併せてご紹介いたします。
森芳雄と同時代の画家の名品が一堂に会することで、昭和の洋画壇の熱い思いが蘇るに違いありません。
小コーナーでは、資生堂名誉会長・福原義春氏からご寄贈頂いた駒井哲郎版画コレクションの中から、福原コレクションの特徴となっている、駒井哲郎の詩情豊かな1点ものの版画作品、モノタイプをまとめてご紹介いたします。ご堪能して頂ければ幸いです。
- 休催日
- 毎週月曜日(ただし、祝・休日と重なった場合は開館、翌平日休館)
- 開催時間
- 10:00 ~ 18:00
- (入場は17:30まで)
- 観覧料
- 一般200(160)円、大高生150(120)円、65歳以上/中小生100(80)円
- *( )内は20名以上の団体料金 *障害者の方は100(80)円。ただし、小・中・高・大学生の障害者は無料。介助者(当該障害者1名につき1名)は無料。 *小・中学生は土、日、祝・休日、夏休み期間は無料。 *同時開催の企画展チケットで本展をご覧いただけます。
- 展覧会ホームページ
- https://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/collection/detail.php?id=col00104
- 展覧会問合わせ先
- 03-577-8600(ハローダイヤル)
会場情報
世田谷美術館 セタガヤビジュツカン
SETAGAYA ART MUSEUM
- 会場住所
-
〒157-0075
世田谷区砧公園1-2 - ホームページ
- https://www.setagayaartmuseum.or.jp/
- 問い合わせ先
- 03-5777-8600(ハローダイヤル)
登録日:2019年8月7日