ID:61410
受贈記念 コレクション展
Donation Commemorative Exhibition
熊倉順吉展 KUMAKURA JUNKICHI
会場
岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーⅡ[展示室:A,B,C,D]
Museum of Modern Ceramic Art, Gifu
会期
2019年4月13日[土]→7月21日[日]
展覧会概要
受贈記念 コレクション展 熊倉順吉展 クマクラジュンキチテン
Donation Commemorative Exhibition KUMAKURA JUNKICHI
京都に生れ、前衛陶芸のパイオニアのとして活躍した陶芸家・熊倉順吉(1920-1985)の創作活動を、近年受贈した作品を含む当館コレクションから紹介します。
熊倉は一時モダンアート協会に属し、また 1957 年からは走泥社同人となって活動するなど、早くから前衛陶芸の旗手として知られる陶芸家です。京都高等工芸学校(現・京都工芸繊維大学)図案科で建築を専攻し、室内装飾を学んだ熊倉は、1945 年の終戦後、復員して京都に戻り、国立陶磁器試験場の伝習生となりました。
翌年、陶芸家・福田力三郎に師事し、福田の兄が経営する松斎陶苑で陶技修得に励むなか富本憲吉と出会い、指導を受けています。
陶芸を志して以来、器物制作にいそしみ、絵付けによって新しい陶芸を作り出そうとした熊倉の関心は、やがて形に向かい、彫刻的な作品を経て、土の塊としての性格が強く表現された作品、肉体の部分をかたどった作品、ジャズをテーマとした作品、金彩を特殊処理した作品と多彩に展開をしていきました。熊倉は京都工芸繊維大学や京都市立芸術大学で非常勤講師を務めていますが、1972 年からは多治見市陶磁器意匠研究所の特別講師ともなり、多治見の地にも足を運んでいます。
当館では、平成 28 年度までに多数の熊倉順吉作品を寄贈により収蔵し、その中心となる稲塚コレクションは約 170 点におよびます。本展ではそれら選りすぐりの作品の紹介とともに、人体やジャズに着想を得たオブジェから器まで、多彩な作品にあらわれた熊倉の独創的な世界をごらんいただきます。
関連展示として、同じく走泥社で活躍し、前衛陶芸の世界を切り拓いた八木一夫、鈴木治、山田光の作品も展示します。
- 主催者
- 岐阜県現代陶芸美術館
- 休催日
- 月曜日(ただし4月29日、5月6日、7月15日は開館)、5月7日(火)、7月16日(火)
- 開催時間
- 午前10時 ~ 午後6時
- (入館は午後5時30分まで)
- 観覧料
- 一般330円(270円)、大学生220円(160円) 高校生以下無料
- *同時開催展[ギャラリーⅠ]も観覧可
*( )内は20名以上の団体料金
*障がい者手帳をお持ちの方および付き添いの方1名まで無料
イベント情報
ギャラリートーク
4月21日(日)、5月19日(日)、6月16日(日)、7月14日(日) 15:00~(約30分)
当館学芸員による展示説明 *要観覧券
*会期中の催しは当館ホームページ上でご案内します。
会場情報
岐阜県現代陶芸美術館 ギフケンゲンダイトウゲイビジュツカン
Museum of Modern Ceramic Art, Gifu
- 会場住所
-
〒507-0801
多治見市東町4-2-5 (セラミックパークMINO内) - ホームページ
- https://www.cpm-gifu.jp/museum
登録日:2019年6月5日