ID:60892
没後200年記念
増山雪斎展 MASHIYAMA SESSAI
虫好き大名、今日も描く。
会場
三重県立美術館
MIE PREFECTUAL ART MUSEUM
会期
2019 4/20sat▶6/16sun
展覧会概要
没後200年記念 増山雪斎展 マシヤマセッサイテン
MASHIYAMA SESSAI
伊勢国長島藩第5代藩主・増山正賢(まさかた)(1754-1819)は、書画に長けた文人大名として、「雪斎」の号で知られています。画は、清の沈南蘋(しんなんびん)に私淑し、山水人物から花卉(かき)草虫に至るまで、数多くの作品を遺しました。とりわけ、虫類を真写した博物図譜、南蘋流の花鳥画にみられる表現の精緻は、高く評価されてきました。
雪斎の細やかな写生は、江戸博物学の発展という時代背景とともに、愛護の心に富んだ人格によるものといえます。雪斎の師友に対する情はあつく、江戸詰のお抱え絵師の春木南湖(はるきなんこ)を長崎に遊学させて、来舶清人・費晴湖(ひせいこ)などに画を学ばせるなど厚遇し、また大坂の木村蒹葭堂(きむらけんかどう)が零落した時は、しばらく領内にて庇護し、その苦境を支えました。
藩も身分も越えた親交は、雪斎の文人的教養を高めるにとどまらず、長島藩の文化振興にも影響を与えました。本展覧会では、没後200年という節目の年にあたって、雪斎の業績を顕彰し、雪斎の画業をたどる作品、雪斎とこの地に関わりのある画家の作品を広く紹介します。
- 主催者
- 三重県立美術館
朝日新聞社 - 協賛・協力等
- 助成 公益財団法人岡田文化財団、公益財団法人三重県立美術館協力会
特別協力 国立文化財機構文化財活用センター、東京国立博物館
後援 桑名市、桑名市教育委員会 - 休催日
- 毎週月曜日(但し4月29日、5月6日開館)、5月7日(火)休館
- 開催時間
- 9:30 ~ 17:00
- (ただし、入館は16:30まで)
- 観覧料
- 一般 900(700)円、学生 700(500)円、高校生以下無料
- ( )内は、前売りおよび20名以上の団体割引料金
◎この料金で常設展示もご覧いただけます。
◎学生の方は生徒手帳・学生証等をご提示ください。
◎障害者手帳等をお持ちの方および付添いの方1名は観覧料無料。
◎家庭の日(毎月第3日曜日)は団体割引料金となります。
◎主な前売り券販売所:チケットぴあ、セブン―イレブン、ファミリーマート他 - 展示替え情報
- ※会期中、作品の展示替えを行います。
- 展覧会ホームページ
- http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/000223895.htm
イベント情報
ギャラリー・トーク
本展担当学芸員が、展覧会や作品の魅力についてお話します。観覧券をお持ちの上、企画展示室にお集まりください。
5月11日(土)、6月8日(土) 午後2時から
事前申込不要・聴講無料・約20分
特別講演会「雪斎 風雅を愛でる」
5月18日(土)午後2時から午後3時30分(午後1時30分開場)
講師:山口泰弘(三重大学教育学部教授)
会場:三重県立美術館講堂
定員:150名
事前申込不要・聴講無料
会場情報
三重県立美術館 ミエケンリツビジュツカン
MIE PREFECTUAL ART MUSEUM
- 会場住所
-
〒514-0007
津市大谷町11 - ホームページ
- https://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/
登録日:2019年4月24日