ID:60694
特別展
Special Exhibition
文房四宝 Four Trasures of the study
清閑なる時を求めて
The Essentials for the Chinese Literati Culture
会場
大阪市立東洋陶磁美術館
The Museum of Oriental Ceramics, Osaka
会期
2019年4月6日(土)-6月30日(日)
展覧会概要
特別展 文房四宝 ブンボウシホウ 清閑なる時を求めて
Special Exhibition Four Trasures of the study The Essentials for the Chinese Literati Culture
中国において文人とは武人に対する名称であり、知性をもって政治を行う教養と仁徳を兼ね備えた、皇帝も含めた高級官僚を差しました。
文人は、書・文学・音楽・芸術のみならず、治山治水にも秀でていなくてはなりませんでした。
これら多岐にわたる知識体験を得るため「万巻の書を読み、万里の路を旅する」ことが必要とされました。
文房は、唐時代に読書の部屋、書斎を指すようになり、これら文人の修練の場でもあったのです。
この文房に備えられた大切な道具として挙げられるのが、筆・墨・硯・紙の「文房四宝」です。
そのほかにも文房具には、印材・筆架・筆筒・水滴・玉製品など様々な道具があり、これらは文房の主人の知性の高さを示し、研ぎ澄まされた美意識によって、選び抜かれたものでした。
文房とは文人たちの日々の修練の場でありましたが、煩雑な政治の世界から離れ、一人心静まる安らぎの場でもあり、そこには先人たちによって作り上げられた、俗界から離れた清閑なる時が流れていました。
そのひと時を求めて、文人たちは座右に選び抜いた文房具を集めたものです。
これらの品々は、現代の私たちをも清閑なる時へと誘うものといえましょう。
今回は、日本有数の文房具コレクションを中心に、中国の文人を魅了し続けた文房四宝の世界を、中国の明時代から清時代の文房具約150点をもって紹介します。
- 主催者
- 大阪市立東洋陶磁美術館、NHKプラネット近畿、毎日新聞社
- 休催日
- 月曜日(4月29日、5月6日は開館)、5月7日(火)
- 開催時間
- 午前9時30分 ~ 午後5時
- (入館は閉館の30分前まで)
- 観覧料
- 一般1,200(1,000)円、高校生・大学生700(600)円
- ※( )内は20名以上の団体料金 ※中学生以下、障がい者手帳などをお持ちの方(介護者1名を含む)、大阪市内在住の65歳以上の方は無料(証明書等提示)
- 展覧会ホームページ
- http://www.moco.or.jp/exhibition/upcoming/?e=528
会場情報
大阪市立東洋陶磁美術館 オオサカシリツトウヨウトウジビジュツカン
The Museum of Oriental Ceramics, Osaka
- 会場住所
-
〒530-0005
大阪市北区中之島1-1-26 - ホームページ
- http://www.moco.or.jp/
- 問い合わせ先
- TEL.06-6223-0055
登録日:2019年3月19日