ID:60640

コレクション展 明治150年記念2
近現代の美濃陶芸

古典復興からの展開 Traditional Style in the Modern Mino Ceramics

会場

岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーⅠ

Museum of Modern Ceramic Art, Gifu

会期

2019 3・9(土)-7・21(日)

展覧会概要

コレクション展 明治150年記念2
近現代の美濃陶芸
古典復興からの展開 コテンフッコウカラノテンカイ

Traditional Style in the Modern Mino Ceramics

岐阜県東濃地方は桃山期に志野や織部を生み出し、現代では国内外で有数の陶磁器産地として知られるとともに、陶芸文化の進展に寄与しています。当館では、近代に入った明治期以降の美濃陶芸の歩みを、コレクションに基づいて、2回にわたって紹介します。第1回は、明治期における釉下彩などの革新に注目した展示を行いました。本展覧会はその第2回として、昭和初期以降の古典復興に基づく多彩な展開を辿るものです。
この潮流を初めにリードしたのは、明治期後半生まれの陶芸家たちでした。昭和の初めに荒川豊蔵をはじめとする作家たちが、美濃の桃山陶を復興し、それを拠り所としながら優れた作品を生み出しました。また五代加藤幸兵衛と加藤土師萌は、日本と中国などの古陶磁に学びながら、幅広い創作活動を示しました。大正生まれ、昭和前半生まれの世代においても、多くの作家が伝統を踏まえながら、それぞれに探求を進めてきました。本展覧会では、美濃陶芸のこのような潮流の豊かな成果を紹介いたします。

主催者
岐阜県現代陶芸美術館
休催日
月曜日(ただし4月29日、5月6日、7月15日は開館)、5月7日(火)、7月16日(火)
開催時間
午前10時 ~ 午後6時
(入館は午後5時30分まで)
観覧料
一般330円(270円)、大学生220円(160円)、高校生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金 ※障がい者手帳をお持ちの方および付き添いの方1名まで無料

イベント情報

[講演会]
「近現代の美濃陶芸―写しから創作へ」
3月10日(日)14:00~15:30 講師:唐澤昌宏氏(東京国立近代美術館工芸課長)
岐阜県現代陶芸美術館 プロジェクトルーム

「美濃桃山陶の成立」
3月23日(土)14:00~15:30 講師:藤澤良祐氏(愛知学院大学文学部教授)
岐阜県現代陶芸美術館 プロジェクトルーム

いずれも聴講無料・事前申込不要

[ギャラリートーク]
3月17日(日)、4月21日(日)、5月19日(日)、6月16日(日)、7月14日(日)
14:00~(約30分) 当館学芸員による展示解説 *要観覧券

会期中その他の催事については美術館HPをご覧ください。

会場情報

岐阜県現代陶芸美術館 ギフケンゲンダイトウゲイビジュツカン

Museum of Modern Ceramic Art, Gifu

会場住所
〒507-0801
多治見市東町4-2-5 (セラミックパークMINO内)
ホームページ
https://www.cpm-gifu.jp/museum
更新日:2019年7月31日
登録日:2019年3月12日