ID:60533

特別企画展

水のめぐみ 大地のみのり

―野菜、果物、魚介の美術―

会場

大和文華館

THE MUSEUM YAMATO BUNKAKAN

会期

令和2年2月21日(金)~4月5日(日)

展覧会概要

特別企画展 水のめぐみ 大地のみのり ミズノメグミ ダイチノミノリ ―野菜、果物、魚介の美術―

豊穣、豊漁は、人類不変の願いといえます。東アジアでは、たわわに実る野菜や果物、海や川の産物を、慶事や余戯などの様々な文脈で描いてきました。今も食卓でおなじみの、みずみずしい瓜や白菜、葡萄などの蔬果、そして活き活きとした魚や蟹、貝などの魚介―これらは平安な未来への祈りだけでなく、こうありたいという人間の理想像を託すことで、古くから絵画や工芸に表されてきたのです。更に自宅の田園で大地の実りを収穫し、水辺に住まい魚を釣るといった自給自足の生活は、隠遁者の理想的な生き方とされ、「田園詩人」として名高い東晋時代の陶淵明(とうえんめい)(365~427)などが、その実践者として東アジアで広く人気を博しました。
本展観では、初公開となる岸連山(きしれんざん)(1804~59)筆「野菜涅槃(やさいねはん)図」(個人蔵)をはじめ、日本、中国、朝鮮半島で生み出された野菜や果物、魚介モチーフの絵画と工芸を通して、人々の自然の産物への祈りや憧れ、友人達との温かい交流をご覧いただきます。 (担当 都甲さやか)

休催日
毎週月曜日(ただし、2月24日〈祝〉は開館し、翌25日〈火〉が休館)
開催時間
午前10時 ~ 午後5時
(入館は午後4時まで)
観覧料
一般 630円 高校・大学生 420円 小学・中学生 無料
※20名以上の団体は相当料金の2割引で引率者1名無料 ※「障がい者手帳」をお持ちの方とご同伴者1名2割引

イベント情報

列品解説 毎週土曜日 午後2時から(当館学芸部による)

特別講演 3月29日(日)午後2時 講堂
「美味なる絵画―東アジア 描かれた野菜・果物の系譜―」
泉屋博古館学芸課長 実方葉子氏

日曜美術講座 3月22日(日)午後2時 講堂
「東アジアの野菜・果物、魚介の美術」
当館学芸員 都甲さやか

講座 美術の窓 3月8日(日)午後2時 講堂
連続講座「北斎―神の領域に至らん―」
第4回「卍(まんじ)期―1834~1849」
当館館長 浅野秀剛

会場情報

大和文華館 ヤマトブンカカン

THE MUSEUM YAMATO BUNKAKAN

会場住所
〒631-0034
奈良市学園南1-11-6
ホームページ
https://www.kintetsu-g-hd.co.jp/culture/yamato/
更新日:2020年1月22日
登録日:2019年3月5日