ID:60531

【特別展】

The beauty of Merriment

国宝彦根屏風と国宝松浦屏風 The Hikone and Matsuura Screens

―遊宴と雅会の美―

会場

大和文華館

THE MUSEUM YAMATO BUNKAKAN

会期

11月22日(金)~12月25日(水)

展覧会概要

【特別展】 国宝彦根屏風と国宝松浦屏風 コクホウヒコネビョウブトコクホウマツウラビョウブ ―遊宴と雅会の美―

The beauty of Merriment The Hikone and Matsuura Screens

華麗に装った人々が様々な遊びに興じ、遊宴を楽しむ様子を描いた遊楽図屏風は、桃山から江戸時代前期に花開きました。この遊楽図屏風の二大傑作が、国宝彦根屏風と国宝松浦屏風です。遊びの文化が生んだ大輪の花であり、美しい着物や調度品が遊宴の豪華さを伝えるとともに、遊びの背景にある教養や、華やかさの陰に時にひそむ物憂さまでもが表現されています。
遊楽図屏風の主な舞台である遊里がそうであったように、天下泰平の世には、人々が集い、交流する場から、新しい文化に裏打ちされた新しい美が発信されました。江戸時代中期以降に盛んになる、趣味や志を共有する人々の集まり「雅会」も、そうした知的好奇心と教養に彩られた美を醸成する場となります。
本展観では、国宝彦根屏風、国宝松浦屏風をはじめとする近世初期の遊楽図や、遊楽図の系譜を継ぐ浮世絵作品、近世初期の遊楽図を懐古した江戸時代後期の作品、遊楽図と正反対に見えながらも共通項のある文人たちの雅会図、遊宴や雅会の場を盛り上げた工芸品を展示し、遊び集う文化の豊かさに注目いたします。
(担当 宮崎もも)

主催者
公益財団法人 大和文華館
協賛・協力等
共催 読売新聞社
休催日
毎週月曜日
開催時間
午前10時 ~ 午後5時
(入館は午後4時まで)
観覧料
一般 950円 高校・大学生 730円 小学・中学生 無料
※20名以上の団体は相当料金の2割引で引率者1名無料
※「障がい者手帳」をお持ちの方とご同伴者1名2割引

イベント情報

講演会 12月15日(日) 午後2時 講堂
「彦根屏風の魅力と井伊直亮のコレクション」
彦根城博物館学芸史料課主幹 高木文恵氏

日曜美術講座 12月22日(日) 午後2時 講堂
「松浦屏風を考える」
当館学芸部係長 宮崎もも

講座 美術の窓 12月8日(日) 午後2時 講堂
連続講座「北斎-神の領域に至らん-」
第3回「為一期-1820~1833」
当館館長 浅野秀剛

列品解説 毎週土曜日 午後2時から(当館学芸部による)

会場情報

大和文華館 ヤマトブンカカン

THE MUSEUM YAMATO BUNKAKAN

会場住所
〒631-0034
奈良市学園南1-11-6
ホームページ
https://www.kintetsu-g-hd.co.jp/culture/yamato/
更新日:2019年10月9日
登録日:2019年3月5日