ID:59937

特集展示
松井コレクション受贈記念

Feature Exhibition

美麗を極める中国陶磁 Exquisite Chinese Ceramics

会場

京都国立博物館 平成知新館1F-2・3

Kyoto National Museum

会期

2018年12月18日[火] - 2019年2月3日[日]

展覧会概要

特集展示
松井コレクション受贈記念
美麗を極める中国陶磁 ビレイヲキワメルチュウゴクトウジ

Feature Exhibition Exquisite Chinese Ceramics

平成二十四年に、清朝陶磁を中心とした中国美術の蒐集家である松井宏次氏より、陶磁五十九件、考古十三件、彫刻二件の計七十四件を一括でご寄贈いただきました。
今回は、その受贈を記念し、ご寄贈いただいた作品を一堂にご紹介します。
ご寄贈いただいた作品の中核をなすのは、中国・清時代に作られた陶磁器(清朝陶磁)です。清朝陶磁は、景徳鎮に官窯が置かれ、高度な技巧を凝らした磁器が生み出される一方で、名声高い陶磁器の模倣が行われました。
宋時代の官窯青磁も模倣され、青磁色の単色釉がかけられるだけなく、胎土や貫入に至るまで、忠実に模倣を行ったものがつくられています。松井コレクションは、洗練された青磁をはじめとした単色釉の名品のほか、赤、緑、黒、褐、藍、黄など多彩な色絵具を用い、繊細な筆致で絵画的な絵付けを行ったり、文人趣味を反映した画題を描いたりした青花磁器や五彩磁器、粉彩を施したものなど、長年培われた鑑識眼によって清朝陶磁の技法を概観できるまとまりとなっています。
清朝陶磁以外にも中国陶磁の蒐集をされており、漢時代、唐時代から宋、明時代までの碗、皿、瓶や壺、枕や俑にいたるまで、コレクションは多岐に渡るものとなっています。また、松井氏は中国美術全般にも興味を持って、造形的な美しさのみられるガラス製品、石造彫刻や青銅器、金属工芸なども蒐集されています。
今回の展覧会では、松井コレクションの全容をご紹介するとともに、清朝陶磁をはじめとした中国陶磁の形状の豊かさや色彩の美しさを感じていただきいと思います。また、中国陶磁だけでなく、合わせて展示する青銅器や金属工芸、彫刻などもご覧いただき、中国美術における造形美について、触れていただく機会になればと思います。

休催日
月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌火曜日休館)、 12月25日~2019年1月1日、1月29日
開催時間
午前9時30分 ~ 午後5時
*金・土曜日は午後8時まで開館 *入館は各閉館の30分前まで
観覧料
一般 520円(410円)、大学生 260円(210円)
※( )内は団体20名以上。 ※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料。
※障害者の方とその介護者1名は無料となります。障害者手帳などをご提示ください。
※キャンパスメンバーズは、学生証をご提示いただくと、無料となります。
展覧会ホームページ
https://www.kyohaku.go.jp/jp/project/chi_ceramics_2018.html

イベント情報

(新春イベント)
トラりん登場!
日時:平成31年1月4日(金)・5日(土)・6日(日)
午前10時~、11時20分~、午後1時20分~、3時~、4時~
場所:庭園

芸舞妓 春の舞
日時:平成31年1月14日(月・祝)
午後1時~、2時~の2回公演
*各回約30分
場所:平成知新館 講堂

【イベントに関するお問い合わせ】
京都国立博物館総務課事業推進係 TEL.075-531-7504

(関連土曜講座)
1月19日(土) 「亥づくし」関連講座 講師:上杉智英(当館研究員)

2月2日(土) 「美麗を極める中国陶磁」関連講座 講師:降矢哲男(当館研究員)

※平成知新館講堂にて開催、13時30分~15時に開催。定員200名、聴講無料(ただし当日の観覧券等が必要)。
※当日12時より、平成知新館1階グランドロビーにて整理券を配布し、定員になり次第、配布を終了します。

会場情報

京都国立博物館 キョウトコクリツハクブツカン

Kyoto National Museum

会場住所
〒605-0931
京都市東山区茶屋町527
ホームページ
https://www.kyohaku.go.jp/
更新日:2019年1月15日
登録日:2018年12月18日