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アールヌーヴォー~デコの工芸の美 江戸・巴里・紐育
開館10周年記念特別企画展
会場
伊豆ガラスと工芸美術館
IZU GLASS & CRAFT MUSEUM
会期
2003年4月20日(日) ~ 2003年9月15日(月)
展覧会概要
アールヌーヴォー~デコの工芸の美 江戸・巴里・紐育 アールヌーヴォーカラデコノコウゲイノビエド・パリ・ニューヨーク 開館10周年記念特別企画展
19世紀後半、世界の大都市で開催された“万国博覧会”の会場の片隅で、北斎や広重が描いた浮世絵などの「江戸」の文化が欧米の人々に紹介されはじめるやいなや、熱狂的な支持を集め、“ジャポニズム”と呼ばれる芸術的流行を生みます。マネ、ゴッホ、ルノアールなど印象派への影響は当時の西洋絵画界に革命を巻き起こします。
「1860年を過ぎた頃、パリは日本の魅力に屈服した(リチャード・マザー(美術史家1907年)」
ガラス工芸の世界においても、フランス・パリ万博で活躍したエミール・ガレ、ルネ・ラリックは「江戸の文化に着想を得た作品を多く残しています。独自の感性で生活用品に様々な意匠を凝らした「和の美」が、「西洋の美」と溶け合い生まれた“アールヌーヴォー”―その舞台の中心がまさに「パリ」だったのです。
その後、1925年のパリ万博で花開いた“アール・デコ”の様式は、その時代変化の速さを色濃く反映するものでした。一握りの上流階級だけでなく、大衆や生活の中に浸透した「装飾芸術」はアートの枠を超え、時代をうつす鏡ともいえる存在に成長します。その象徴とされているのが、新世界のアメリカ・N.Yに1930年代建設された高層ビル群なのです。
江戸、パリ、N.Y…さまざまな文化が結集し、新時代をつくるエネルギーを内包した都市。そこに生きた作家や作品の意外なつながりを、本展にてご紹介いたします。
- 主催者
- 伊豆ガラスと工芸美術館
- 休催日
- 無休
- 観覧料
- 大人850円、高校生以下450円
- 展覧会ホームページ
- http://izuglass.co.jp/
- 展覧会問合わせ先
- 0557‐51‐7222
会場情報
伊豆ガラスと工芸美術館 イズガラストコウゲイビジュツカン
IZU GLASS & CRAFT MUSEUM
- 会場住所
-
〒413-0235
伊東市大室高原11-300
登録日:1999年3月31日