ID:57807

収蔵作品展

佐倉美術協会の70年

きょうもこのまちで だれかがえがく だれかがつくる

私たちは芸術がどうのこうのというより、楽しくと集っていたし。
ところが当時は絵を観にくる人が全然いなくて。
絵描きなんていうのは変わり者だということになっていたし、
時代的にも生活の為にそれどころではないという感じだったし。
自画自賛で楽しくやっていました。
活動も思うに任せなくなってしまいました。
美術協会だけは細々となくさない様にしてはいましたが。
それに、先生(プロの作家)と町の作家の考えが違ってなかなか難しかったですねえ。
素人とは一緒にできないという人もいたりして、
一方で楽しくやれればという人もふえてきました。
「おまえは素人だからだめだ。」なんていう人もいて
それでは美術協会を創った時の精神に合わないから
好きで描いているのが一番いいと思います。
専門家が入るということは大切なんですけど。
観る人を増やすということも同時に大切だと思うんです。

会場

佐倉市立美術館

Sakura City Museum of Art

会期

2018年5月12日[土]~6月24日[日]

展覧会概要

収蔵作品展 佐倉美術協会の70年 サクラビジュツキョウカイノ70ネン きょうもこのまちで だれかがえがく だれかがつくる

戦後間もない1948(昭和23)年、木村康正、高橋凡平、結田信の3人を中心に、絵を描くのが好きな数人集まって、佐倉美術協会が結成されました。まわりは「生活の為、それどころではない」という時代。しかし、地道な活動を続けるうち、市民の文化的な活動も広がっていきました。学校の先生やサークルで美術を教える人々も佐倉美術協会に参加し、工芸も出品されるようになり、市内の美術愛好者はその数を増やしていきます。
1981(昭和56)年、佐倉市教育委員会の主催で開催された第1回佐倉市秀作美術展では、浅井忠の作品や、全国的な団体展で活躍する作家の作品とともに、佐倉美術協会会員の作品も展示され、協会の活動はひとつの転換点を迎えたように思われます。
1994(平成6)年、佐倉市立美術館が開館すると、佐倉美術協会展、佐倉市民文化祭の美術展、新春佐倉美術展が毎年美術館でおこなわれ、多くの市民の作品が発表されるようになりました。
今年、佐倉美術協会は結成から70周年を迎えます。結成時のメンバーは世を去りましたが、その活動は受け継がれ、佐倉で絵を描き、ものをつくる営みは、ますますさかんになっているようです。
この展覧会では、佐倉市立美術館の収蔵作品の中から、佐倉美術協会に所属した作家の作品を紹介し、70年のあゆみをふりかえります。

主催者
佐倉市立美術館
休催日
月曜日(5月14日、21日、28日、6月4日、11日、18日)
開催時間
10:00 ~ 18:00
(入館は17:30まで)
観覧料
無料
展覧会ホームページ
https://www.city.sakura.lg.jp/sakura/museum/exhibition/bijyutukyoukai70.html

イベント情報

●ミュージアムコンサート
日時:2018年5月20日(日) 14:00~
出演:水藤晶(ピアノ)
日時:2018年6月17日(日) 14:00~
出演:岩崎紀子(ソプラノ)・高尾愛子(ピアノ)
両日とも1階ロビー 申込不要 無料
協力:佐倉楽友協会

●ボランティアによる対話型鑑賞会「ミテ・ハナソウ・カイ」
2018年5月27日(日)/2018年6月24日(日)
各日2回 11:00~・14:00~

会場情報

佐倉市立美術館 サクラシリツビジュツカン

Sakura City Museum of Art

会場住所
〒285-0023
佐倉市新町210
ホームページ
https://www.city.sakura.lg.jp/section/museum/
問い合わせ先
043-485-7851
更新日:2018年5月29日
登録日:2018年5月29日