ID:57678

所蔵品による小企画展

生誕120年 宮之原 謙―清新なる陶芸 MIYANOHARA KEN

うつわを彩るモダンな感性

会場

鹿児島市立美術館

KAGOSHIMA CITY MUSEUM OF ART

会期

2018 12/26[wed]~2019 2/11[mon]

展覧会概要

所蔵品による小企画展 生誕120年 宮之原 謙―清新なる陶芸 セイタン120ネン ミヤノハラケン―セイシンナルトウゲイ うつわを彩るモダンな感性

MIYANOHARA KEN

鹿児島市に生まれ幼少期を過ごした宮之原謙(1898~1977年)は、現代的な感覚を反映させた清新な作風で日本の陶芸界に足跡を残しました。生誕120年の節目に、当館所蔵作品から変遷をたどり、多様な表現技法、個性豊かな図案に彩られたその魅力を見つめます。
宮之原は早稲田大学建築学科を病のため中退した後、近代陶芸の巨匠 二代宮川香山に師事し陶芸の道へ進みました。1927年には板谷波山らを顧問とする「東陶会」の結成に参加、作家としての創作活動や芸術性の追求といった近代陶芸の姿勢を継承しました。
宮之原の作品は多様な表現技法、個性豊かな図案に彩られています。戦前は彫文(ちょうもん)や象嵌(ぞうがん)などの精巧な技術を駆使した構築的な作陶を行っていましたが、戦後は「彩盛磁(さいもりじ)」と呼ばれる優美な色彩と艶(つや)消しの釉薬による柔らかな表現を生み出し、新境地を開きました。作品にはアール・デコのスタイルに影響を受けた幾何学的な意匠、自然界の花や鳥、そして建築物や宇宙、スポーツなど独特のモチーフも登場します。
器形、表現技法、図案が一体となって織りなす陶芸の世界をお楽しみください。

主催者
鹿児島市立美術館
休催日
月曜日(祝日の場合は翌平日)
12月29日~1月1日
開催時間
9:30 ~ 18:00
(入館は17:30まで)
観覧料
一般300円 高大生200円 小中生150円
※所蔵品展と共通、年間パスポートでもご覧いただけます。
展覧会ホームページ
https://www.city.kagoshima.lg.jp/artmuseum/exhibitiou-h30shou4.html

イベント情報

ギャラリートーク(担当学芸員による作品解説)
日時:1月12日、26日、2月9日 各土曜 14~15時
会場:2階企画展示室
※申込不要、ご参加には展覧会観覧券が必要です。

会場情報

鹿児島市立美術館 カゴシマシリツビジュツカン

KAGOSHIMA CITY MUSEUM OF ART

会場住所
〒892-0853
鹿児島市城山町4-36
ホームページ
https://www.city.kagoshima.lg.jp/artmuseum/
更新日:2019年1月8日
登録日:2018年5月22日