ID:57324
企画展
井原の近代日本画
―文林、六峰、天波、芦仙の世界―
会場
井原市立田中美術館
Ibara City Hirakushi Denchu Art Museum
会期
平成30年2月17日(土)~4月22日(日)
展覧会概要
企画展 井原の近代日本画 イハラノキンダイニホンガ ―文林、六峰、天波、芦仙の世界―
このたび、井原市立田中美術館では企画展「井原の近代日本画―文林、六峰、天波、芦仙の世界―」を開催いたします。
井原地方では、明治以降、すぐれた日本画家たちを輩出してきました。なかでも河合文林(1875~1912)、森六峰(1879~1946)、戸田天波(1880~1961)、井上芦仙(1872~1941)の四人は京阪、東京など中央画壇で研鑽を積み、帰郷してからは郷土文化の発展に力を尽くしました。若き日の彼らは、後に日本近代美術史に名を残す巨匠たちと交流し、互いに切磋琢磨しながら自己の芸術を探求しました。
河合文林は、井原における日本画の先駆者・河合栗邨の子として生まれ、京都で今尾景年に学び、端麗な花鳥画の名手として知られました。森六峰は「最後の南画家」とも言われた田能村直入の弟子となり、清雅で格調高い山水画の境地を築きます。東京美術学校に学んだ戸田天波は、橋本雅邦、寺崎廣業に教えを受け、人物画に卓越した技量を発揮しました。井上芦仙は円山四条派の絵画を修め、故郷の学校で美術教師として勤めながら画作に励みました。
本展覧会では、「井原の近代日本画」を代表する四人の画家――文林、六峰、天波、芦仙――がそれぞれ得意としたジャンルの作品を展観し、彼らの追求した芸術と地域文化への貢献をたどります。井原の地で花開いた、美しい日本画の世界をお楽しみいただければ幸いです。
- 主催者
- 井原市立田中美術館
- 協賛・協力等
- 後援 井原市文化協会、井原鉄道株式会社、井原放送株式会社、岡山県郷土文化財団
- 休催日
- 月曜日(祝日の場合は開館し、翌日が振替休館)
- 開催時間
- 9時 ~ 17時
- (入館は閉館30分前まで)
- 観覧料
- 一般400(300)円/65歳以上・高校生以下無料
- ( )内は20名以上の団体料金
受付で年齢が確認できる証明書の提示が必要です。 - 展覧会ホームページ
- http://www.city.ibara.okayama.jp/denchu_museum/docs/2018012500027/
イベント情報
美術講座「井原の近代日本画」
講 師:田中純一朗(学芸員)
日 時:4月6日(金)11時~12時
会 場:井原市文化財センター「古代まほろば館」研修室 (聴講無料)
学芸員によるギャラリートーク
日 時:3月10日(土)・24日(土) 14時~(30分程度)
会 場:当館2階展示室(申込不要、要入館券)
会場情報
井原市立田中美術館 イバラシリツヒラクシデンチュウビジュツカン
Ibara City Hirakushi Denchu Art Museum
- 会場住所
-
〒715-8601
井原市井原町315 - ホームページ
- https://www.city.ibara.okayama.jp/denchu_museum/
登録日:2018年4月10日