ID:56902

平成29年度相模原市収蔵美術品展

江成常夫 生と死の時

会場

相模原市民ギャラリー

SAGAMIHARA CITIZEN'S GALLERY

会期

平成29年8月5日(土曜日)~平成29年8月27日(日曜日)

展覧会概要

平成29年度相模原市収蔵美術品展 江成常夫 生と死の時 エナリツネオ セイトシノトキ

相模原市民ギャラリーでは、「江成常夫 生と死の時」を開催いたします。

相模原市ゆかりの写真家・江成常夫氏は、昭和49(1974)年に毎日新聞を退社してフリーの写真家として独立した後、一貫して「昭和の負の歴史」をテーマとし、戦争花嫁や敗戦時に中国に取り残された戦争孤児、広島・長崎の原爆の爪痕などを記録し、多くの人の生と死に向き合ってきました。それらの作品に映し出されている「生と死」には、他人事ではない、心に迫るものがあります。
江成氏は、平成12(2000)年、右腋下にできた拳大の腫瘍ががんであると診断されました。手術は成功したものの、再発を抑えるための抗がん剤や放射線治療などの副作用により、長く苦しい闘病生活が始まります。
江成氏は、病と闘いながらも精力的な制作活動を続ける一方、平成12(2000)年には「九州産業大学フォトコンテスト―上野彦馬賞」を、平成13(2001)年には「フォトシティさがみはら」を立ち上げるなど、日本の写真界に貢献する活動を行っています。また、それらの活動が評価され、平成14(2002)年に紫綬褒章、平成22(2010)年には旭日小綬章を受章しました。
「生と死の時」は、江成氏ががんを発症後、病と闘う自分自身の姿と、四季の草花や山河といった、ふるさと相模原の風景を写した作品です。死の淵から立ち返った写真家が、日々の暮らしの中で生と死をみつめた約3年の記録を、ぜひ御鑑賞ください。

休催日
水曜休館
開催時間
午前10時 ~ 午後6時
(入場は午後5時30分まで。)
展覧会ホームページ
http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kankou/bunka/gallery/tenrankai_list/1003583.html

イベント情報

江成常夫ギャラリートーク
日時 8月5日(土曜日)午後3時~午後4時30分
会場 相模原市民ギャラリー展示室
申込 予約不要

対談 江成常夫×伊藤俊治(東京藝術大学教授)
日時 8月12日(土曜日)午後3時~午後4時
会場 相模原市民ギャラリー展示室
申込 予約不要

会場情報

相模原市民ギャラリー サガミハラシミンギャラリー

SAGAMIHARA CITIZEN'S GALLERY

会場住所
〒252-0231
相模原市中央区相模原1-1-3 セレオ相模原 4F
ホームページ
https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kankou/bunka/1022300/gallery/index.html
更新日:2018年2月13日
登録日:2018年2月13日