ID:5633
国連少年展
会場
水戸芸術館現代美術センター
ART TOWER MITO CONTEMPORARY ART CENTER
会期
2003年3月23日(日) ~ 2003年6月8日(日)
展覧会概要
国連少年展 コクレンショウネンテン
2001年横浜トリエンナーレに「インセクトワールド」のコンセプトを提示し、巨大飛蝗との格闘を続けていた椿昇は、同年秋世界を震撼させた9.11の衝撃を始まりとする新しいプロジェクト「UNAPPLICATION PROJECT」を構想しました。このプロジェクトは、世界の平和秩序を維持するための恒久的平和軍を持つ国際連合(United Nations)の頭文字であるUNを掲げたもので、教育家でありアーティストである椿昇が「平和であること」「平和を維持すること」の意味を問うことをメッセージするものです。
本展は、このプロジェクトを展覧会として展開する第一回目の試みとなります。会場は、高さ5メートルのビッグ・テディー・ベアが鎮座する試射室、地雷を探索するオリジナルロボット7号機「ペンタ」のプロモーション・ルーム、岩場の言葉の教室、さらに兵器陳列室とオリジナル軍服陳列室などが、企画構成を担当した椿昇らしいポップで親しみ易い表現に充ちた展示物によって構成されます。
また、建築家今村創平が「何でも入れられる器」ホワイトキューブの原点ともいえる第一回万国博覧会会場であった巨大温室クリスタルパレスから9.11の標的となったワールドトレードセンターまでつながる空間の歴史を、建築的に読み解く視点で、会場内の空間設計を試みます。
加えて、椿昇は本展準備に当たり、若きクリエーター達のユニット「椿組」を組織し、彼らのアイデアを適宜採用するコラボレーション方式を採用する新しい展覧会構成の方式を試みます。
本展「国連少年」は、平和を維持するためにこそ、さまざまな意見者との継続的なコミュニケーションが不可欠であることを視覚体験できる空間へとギャラリー内を構造化することを目指した展覧会として開催するものです。会期中には、講座やワークショップを開催し、「飛蝗」の特別展示も行います。
- 休催日
- 月曜日。ただし5月5日(月・祝)開館。翌5月6日(火)休館
- 観覧料
- 一般800円、前売・団体(20名以上)600円。中学生以下・65歳以上・各種障害者手帳をお持ちの方は無料。
- 展覧会ホームページ
- http://www.arttowermito.or.jp/atm-j.html
- 展覧会問合わせ先
- Tel. 029-227-8111 / Fax. 029-227-8110
会場情報
水戸芸術館現代美術センター ミトゲイジュツカンゲンダイビジュツセンター
ART TOWER MITO CONTEMPORARY ART CENTER
- 会場住所
-
〒310-0063
水戸市五軒町1-6-8 - ホームページ
- https://www.arttowermito.or.jp/
登録日:1999年3月31日