火焔型土器と西の縄文 Flame Pots ―Jomonesque Japan2017―

京都大学総合博物館 平成29年度特別展 国宝公開 火焔型土器と西の縄文 カエンガタドキトニシノジョウモン

National Treasure Flame Pots ―Jomonesque Japan2017―

縄文時代1万余年の中で日本列島には、さまざまな縄文土器があります。火焔型土器は、現在の新潟県に相当する地域で出土する、約5000年前の縄文土器です。火焔型土器とは、大きな突起と立体的文様とが燃えさかる炎を連想させることに由来するニックネームです。火焔型土器のデザインは、容器の概念を逸脱しているように見え、多くの人びとに注目されています。
新潟県の6市町(新潟市、 三条市、 長岡市、 十日町市、 魚沼市、 津南町)で組織する信濃川火焔街道連携協議会は、火焔型土器を活用した地域振興および広域観光を推進しています。同協議会は、火焔型土器などを構成文化財として、文化庁の日本遺産に平成28年に申請し、『「なんだ、コレは!」信濃川流域の火焔型土器と雪国の文化』の名称で、その認定を受けました。本特別展は、日本遺産認定を記念し、第1部で火焔型土器や同時代の土偶や石棒などの出土品を通して、その実態と魅力を多面的に紹介します。そして第2部では、京都大学の資料によって、火焔型土器と同時期の全国各地の土器を概観するとともに、100年の歴史をもつ考古学研究室が調査した西日本の縄文遺跡の出土品、大学構内や周辺の縄文遺跡の調査研究成果を紹介しながら、西の縄文の視点から火焔型土器について考えます。

主催者

京都大学総合博物館・信濃川火焔街道連携協議会・新潟県立歴史博物館

協賛・協力等

企画:「火焔型土器と西の縄文 Jomonesque Japan2017」展 実行委員会
共催:京都大学大学院文学研究科・京都大学文化財総合研究センター
後援:京都府教育委員会・京都市教育委員会・NPO法人ジョーモネスクジャパン

休催日

月曜日・火曜日(平日・祝日にかかわらず)

開催時間

9時30分 ～ 16時30分

(入館は16時まで)

観覧料

一般400円 高校生・大学生300円 小学生・中学生200円

※20名以上の団体料金を適用
※障害者手帳をお持ちの方とその付き添いの方1人、70歳以上の方、京都大学学生および教職員、京都府下の大学在籍の学生は無料(要証明書)

展覧会ホームページ

http://www.museum.kyoto-u.ac.jp/modules/special/content0064.html

オープニング・セレモニー
9.9(土)
《特別対談/トーク&コンサート》
特別対談「火焔型土器を語る」 13:00～14:30(受付開始12:30)
小林達夫(國學院大學名誉教授)×泉拓良(京都大学総合生存学館特定教授)
会場:京都大学百周年時計台記念館2階 国際交流ホール
定員:200名(事前予約不要 先着順)

トーク&コンサート15:00～16:30
【ミュージアム・トーク】15:00～ 佐藤雅一(新潟県津南町教育委員会)
【縄文コンサート】15:30～ 斎藤孝太郎(エレキチェロ演奏者)
会場:京都大学総合博物館(入場には博物館入館料が必要です。)
ミュージアム・トークは2階企画展示室にて、コンサートは1階で行います。

9.10(日)
《研究講演会「火焔型土器と西の縄文」》
【講演】11:00～ 寺﨑裕助(新潟県考古学会会長)
13:00～ 泉 拓良(京都大学総合生存学館特定教授)
14:00～ 建石 徹(文化庁美術学芸課)
会場:京都大学総合博物館3F講演室
(入場には博物館入館料が必要です。)
定員:50名(事前申し込み不要、当日博物館受付にて整理券配布)
※9:45～10:30にはミュージック・トークを2階企画展示室にて行います。

このほか、縄文土器ワークショップやミュージアム・トークを予定しています。イベントの詳細は、博物館ホームページにてご案内します。

京都大学総合博物館 キョウトダイガクソウゴウハクブツカン

The Kyoto University Museum

会場住所

〒606-8501
京都市左京区吉田本町

ホームページ

http://www.museum.kyoto-u.ac.jp/