ID:54243
驚き!感動!超絶技巧!
「宮沢宝泉象牙彫刻の世界」展
会場
南アルプス市立美術館
Minami-Alps City Shunsen Museum of Art
会期
2017 6/1[Thu] ▶ 7/25[Tue]
展覧会概要
驚き!感動!超絶技巧! 「宮沢宝泉象牙彫刻の世界」展 「ミヤザワホウセンゾウゲチョウコクノセカイ」テン
南アルプス市立美術館では、郷土シリーズ<南アルプスと富士川流域の作家たち>の第2弾としまして、驚き!感動!超絶技巧!「宮沢宝泉象牙彫刻の世界」展作を開催いたします。
宮沢宝泉は1942(昭和17)年に西八代郡六郷町(元市川三郷町)岩間に生まれ、はじめは地場の伝統産業の一つである印章彫刻界に身をおきながら研鑽を積みましたが、たまたま制作した置物彫刻に目をとめた高円宮親王から「発想が面白い。根付を作ってみないか」との勧めによって、1980(昭和55)年から独学で象牙による根付彫刻の制作を始めました。
1985(昭和60)年には、早くも日本の象牙彫刻展へ出品しはじめると、1998(平成10)年に、置物《達磨大師》で高円宮賞を受賞し、その後も2004(平成16)年には置物《初舞台》が文部科学大臣賞を受賞し、2007(平成19)年には山梨県文化賞・奨励賞を受賞しています。
それまで師をもたず、独学の中で育まれた自由で奔放な彼の発想力は、印章彫刻の世界で磨きあげられた詳細で確かな彫刻技術と相まって、やがて独創的世界として確立しながら、作家としての創作力をより高めていきました。
作風は極めて繊細で、中でも象嵌による仕上げを得意としており、作品の多くは人物や小動物、植物、あるいは縁起物等のテーマによる魅力的な小宇宙として表現されています。近年、特に超絶技巧が人気となっている日本の美術工芸界にあって、宮澤宝泉の象牙彫刻の世界は、忘れかけていた日本人の感性を刺激しながら、極めて新鮮に映ります。
本展では、これまで歩んできた象牙彫刻の足跡を辿りながら、約60点の代表作によって宮澤宝泉の超絶技巧の世界へと誘います。
結びに、本展開催に貴重な作品のご協力をいただきました宮澤宝泉氏をはじめ、関係各位に心より厚く御礼申し上げます。
平成29年6月 南アルプス市立美術館 館長 向山 富士雄
- 主催者
- 南アルプス市立美術館
- 休催日
- 6月5日(月)・12日(月)・19日(月)・26日(月)・7月3日(月)・10日(月)・18日(火)・24日(月)
- 開催時間
- 午前9時30分 ~ 午後5時
- (入館は午後4時30分まで)
- 観覧料
- 一般300円 大高生250円 小中生150円
イベント情報
作家によるギャラリートーク>>>
6月3日(土) 午後2時~
7月1日(土) 午後2時~
参加料:美術館入館料に含みます
作家による彫り実演>>>
6月17日(土) 午前10時~
午後2時~
参加料:美術館入館料に含みます
会場情報
南アルプス市立美術館 ミナミアルプスシリツシュンセンビジュツカン
Minami-Alps City Shunsen Museum of Art
- 会場住所
-
〒400-0306
南アルプス市小笠原1281 - ホームページ
- http://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/kurashi/manabu/bijutsukan/syunsen-museum
登録日:2017年5月30日