ID:5400

今、郷土によみがえる小松良和 展

伊那谷の美シリーズ5

会場

長野県伊那文化会館

Nagano prefectural Ina Bunka Kaikan(Culture Hall)

会期

2003年1月18日(土) ~ 2003年2月16日(日)

展覧会概要

今、郷土によみがえる小松良和 展 イマ、キョウドニヨミガエルコマツヨシカズテン 伊那谷の美シリーズ5

36年間の短い人生を生き急いだ画家、小松良和。深遠な意識と熱情で創作された作品群によって、その画業の全貌をたどります。小松良和は1949年、伊那市西箕輪に農家の長男として生まれました。小学校3年生のとき初めて油彩画を描きます。後に絵画の道に進むことを決意、東京芸術大学に入学し、油絵を専攻します。卒業の年には大橋賞も受賞しました。大学院を修了し、研究生となりますが、自分の制作に疑問を持ち、半年後には芸大を去ります。作品は、平面の仕事から立体のインスタレーション(設置芸術)へ移り、活発に発表していきます。しかし、家庭の事情と自身を見つめ直すため、1981年長野県に戻り、高校で美術の教師をつとめる傍ら、さらに自身の作家活動のあり方に悩みました。そして一度は否定した平面の政策に再び回帰していくのです。1984年には実家にアトリエを造り、大作も描き始めます。再び絵筆を手にした小松は、何かのイメージを画面に描くのではなく、ただ描くという行為によって生まれる最小限の形、色、線の表出を目指しました。しかし、その抽象的な画面は、観念的な叙情とも言える透明な美しささえはらんでいます。本展では、画家の具象から抽象への移行のプロセスをたどり、その芸術を展望します。

主催者
長野県、長野県教育委員会、長野県伊那文化会館、伊那市、伊那市教育委員会、小松良和展を成功させる会、小松良和展を支援する会
休催日
月曜日、祝日の翌日
観覧料
一般 300(200)円
高校生以下 無料
※( )内は団体料金並びに前売り・割引料金
展覧会ホームページ
http://www.inabun.or.jp/
展覧会問合わせ先
TEL.0265-73-8822 FAX.0265-73-8599

会場情報

長野県伊那文化会館 ナガノケンイナブンカカイカン

Nagano prefectural Ina Bunka Kaikan(Culture Hall)

会場住所
〒396-0026
伊那市西町5776(春日公園内)
更新日:2010年10月25日
登録日:2002年4月4日