ID:53257

特別企画展

生命の彩(いろどり)ー花と生きものの美術ー

会場

大和文華館

THE MUSEUM YAMATO BUNKAKAN

会期

2018年2月23日(金)~4月8日(日)

展覧会概要

特別企画展 生命の彩(いろどり)ー花と生きものの美術ー セイメイノイロドリーハナトイキモノノビジュツー

東洋では古くから、花鳥画を始めとして、花と動物を表す作品が描かれてきました。それらは目を楽しませることはもちろん、日々の安寧への祈り、こうありたいと願う理想像など、人々の様々な想いを託して生み出されました。本展観では、中国、日本、朝鮮における花と動物の美術作品を一堂に展示します。
特集陳列として、2017年春に修理を終え、修理後初公開となる重要文化財・伝毛益(もうえき)筆「蜀葵遊猫(しょっきゆうびょう)図・萱草遊狗(かんぞうゆうく)図」を中心に、東アジアにおける猫と犬の美術をご紹介します。中国・南宋時代に描かれた「蜀葵遊猫図・萱草遊狗図」は、遅くとも江戸初期には日本に伝来し、狩野派を始めとする画家達がそのモチーフを積極的に学びました。同様のモチーフの伝播は、朝鮮絵画にもうかがえます。本作が東アジアの動物画の祖型として、重要な位置付けにあることを、実作品を通して見ていきます。
更には、近年再発見され、約80年ぶりの公開となる明時代の宣宗(せんそう)皇帝筆「麝香猫(じゃこうねこ)図」(個人蔵)なども展示し、東アジアの動物画の多彩な世界に迫ります。文華苑に咲きほこる花々とともに、彩り豊かな生命の美をどうぞお楽しみください

休催日
毎週月曜日
開催時間
午前10時 ~ 午後5時
入館は午後4時まで
観覧料
一般620円 高校・大学生410円 小学・中学生 無料
※20名以上の団体は相当料金の2割引で引率者1名無料
※「障がい者手帳」をお持ちの方とご同伴者1名2割引

イベント情報

列品解説 毎週土曜日午後2時から(当館学芸部による)
特別講演 3月11日(日) 午後2時 講堂
「絵画の修理―重要文化財『蜀葵遊猫図・萱草遊狗図』を中心に―」
岡墨光堂代表取締役 岡岩太郎(泰央)氏

日曜日術講座 4月1日(日)午後2時 講堂
「視線の先には何がある?―東アジアの猫図と犬図を読み解く―」
当館学芸員 都甲さやか

講座 美術の窓 3月25日(日) 午後2時 講堂
「浮世絵の花鳥動物」
当館館長 浅野秀剛

会場情報

大和文華館 ヤマトブンカカン

THE MUSEUM YAMATO BUNKAKAN

会場住所
〒631-0034
奈良市学園南1-11-6
ホームページ
https://www.kintetsu-g-hd.co.jp/culture/yamato/
更新日:2018年1月16日
登録日:2017年2月28日