ID:53082

國廣降臨
今、超克のとき。いざ、足利。

山姥切国広展

会場

足利市立美術館 特別展示室・展示室1

ASHIKAGA MUSEUM OF ART

会期

平成29年3月4日[土]~4月2日[日]

展覧会概要

國廣降臨
今、超克のとき。いざ、足利。
山姥切国広展 ヤマンバギリクニヒロテン

「山姥切国広(やまんばぎりくにひろ)」は、刀工・堀川国広による名刀です。天正18年(1590)、足利の領主・長尾顕長(ながおあきなが)の依頼で作刀したもので、その覇気のある作風と凛としたたたずまいは見るものを魅了し、国広の代表作を言われています。
このたび、427年の時を超え、初めて足利の地で「山姥切国広」を公開いたします。あわせて、足利学校で同年に打ったとされる、国広の脇指「布袋国広(ほていくにひろ)」も公開いたします。
国広の一生は謎に満ちており、「山伏の名を借りて諸行を行脚したスパイである」「京都で人を殺め、その冥福を祈るために足利学校に来た」など、数々の逸話が残されていますが、これらの真偽は定かではありません。しかし、国広が長尾顕長のために「山姥切国広」を打ったこと、同年に足利学校で「布袋国広」を打った事実は明らかです。
本展は、名刀を紹介するとともに、長尾顕長や当時の足利学校庠主(しょうしゅ)(校長)・閑室元佶(かんしつげんきつ)に関する史料、戦国期の足利を写した「長尾但馬守居城之図(ながおたじまのかみきょじょうのず)」(初公開)などを通して、九州出身の国広が足利の地へ向かうこととなったきっかけを検証しようと試みるものです。また、二つの国広の刀に加え、国広作の短刀が特別展示されることになりました。形状や銘から「布袋国広」との共通点が見てとれます。この機会にぜひご覧ください。

主催者
足利市/足利市教育委員会
協賛・協力等
大祥山 長林寺/金剛山 鑁阿寺/綾町教育委員会/日本美術刀剣保存協会栃木県支部
(公財)足利市民文化財団/(公財)足利市みどりと文化・スポーツ財団
休催日
3月21日[火]
開催時間
午前10時 ~ 午後6時
入館は午後5時30分まで
観覧料
一般700(560)円/高校・大学生500(400)円/中学生以下無料
( )内は20名以上の団体料金
※以下の方々は、観覧無料となります(それぞれ証明できるものをご提示ください)。
「あしかが・いきいきパスポート」をお持ちの方/障がい者手帳をお持ちの方/療育手帳をお持ちの方
両毛広域都市圏内にお住まいの65歳以上の方
3月第3日曜日(3月19日)「家庭の日」に中学生以下のお子さまを同伴のご家族
足利市立美術館友の会会員
※足利学校ご観覧の方は2割引(足利学校入学証をご提示ください)
展覧会ホームページ
http://www.city.ashikaga.tochigi.jp/page/yamauba2017.html
展覧会問合わせ先
展覧会および特別講演会の詳細に関するお問い合わせ
☞足利市教育委員会文化課
〒326-8601 栃木県足利市本城3丁目2145 Tel.0284-20-2229

イベント情報

[特別講演会]
①「堀川国広について」
講師:小笠原信夫氏(東京国立博物館名誉館員)
日時:平成29年3月12日[日] 午後2時~
会場:足利商工会議所友愛会館 4階わたらせホール
定員:」200名
②「足利長尾氏と両毛地域の戦国」
講師:簗瀬大輔氏(群馬県立歴史博物館学芸係長)
日時:平成29年3月19日[日] 午後2時~
会場:まちなか遊学館 2階大会議室
定員:150名
※お申し込みは①②ともに、2月20日[月]まで(当日消印有効)に往復はがきに参加を希望する講演会名、講演会日、申込者の住所、氏名、連絡先および、返信用住所、氏名を明記の上、足利市立美術館へお送りください。お申し込み1通につき1名の参加となります。なお、応募者多数の場合は抽選となります。
往復はがき送付先☞足利市立美術館
〒326-8601 栃木県足利市通2丁目14-7 Tel.0284-43-3131

会場情報

足利市立美術館 アシカガシリツビジュツカン

ASHIKAGA MUSEUM OF ART

会場住所
〒326-0814
足利市通2-14-7
ホームページ
http://www.watv.ne.jp/~ashi-bi/
更新日:2017年2月14日
登録日:2017年2月14日