ID:52971
北陸新幹線金沢開業記念
加賀 前田家 百万石の名宝 A Treasury of the Wealthiest Feudal Lord, Kaga Maeda Family
尊經閣文庫の名品を中心に
会場
石川県立美術館
Ishikawa Prefectural Museum of Art
会期
2015年4月24日(金)-6月7日(日)
展覧会概要
北陸新幹線金沢開業記念 加賀 前田家 百万石の名宝 カガ マエダケ ヒャクマンゴクノメイホウ
A Treasury of the Wealthiest Feudal Lord, Kaga Maeda Family
加賀藩前田家の歴代藩主は、優れた武人であるとともに文化にも深い関心を寄せ、殊に三代藩主前田利常から五代藩主前田綱紀に至る江戸時代の前期に「加賀文化」は確立されました。利常は大藩で外様大名という立場の前田家の存在意義を、文化政策に求めました。それは徳川家に対する独自性の主張と、徳川政権からの警戒をやわらげる目的を、理想的な形で融合するものでした。そして当時の後水尾天皇を範とすることで、京都の洗礼された文化を学び吸収しながら加賀文化の礎を築いていきました。利常は茶の湯の精神を根幹とした美術工芸品や内外の文物を、綱紀は学者大名と称されるように文春・典籍類を中心に名品を収集し、その後に続く藩主たちも文物の収集や美術工芸の発展に力を注ぎました。
その後明治維新という大きな時代変革を迎えますが、十六代前田利為は江戸時代に収集されたコレクションをさらに充実整備することで、大正十五年(一九二六)に育徳財団を設立しました。今日では公益財団法人前田育徳会として国宝二十二件・重要文化財七十七件を含むわが国有数の文化財の宝庫となっています。
本展は、北陸新幹線金沢開業を記念して、国宝十五件・重要文化財三十五件を含むかつてない規模で前田育徳会の所蔵品を中心に、加賀藩前田家ゆかりの名品を展示し、藩政時代に大輪の花を咲かせた「加賀百万石の文化」の全貌を公開することによって、広く石川県、金沢の魅力を発信するものです。
- 主催者
- 石川県立美術館
- 協賛・協力等
- 共催/NHK金沢放送局、NHKプラネット中部
特別協力/北國新聞社
学術協力/公益財団法人前田育徳会
制作協力/NHKプロモーション - 休催日
- ※会期中無休
- 開催時間
- 午前9時30分 ~ 午後6時
- (入場は閉館30分前)
- 観覧料
- 一般 1,000円(800円)
大学生 600円(500円)
高中小生 300円(200円) - ※( )内は20名以上の団体料金
- 展示替え情報
- ※会期中、一部作品の展示替えを行います。
イベント情報
講演会(聴講無料)
「前田育徳会の過去・現在・未来」
講師 石田寛人氏(公益財団法人前田育徳会理事長)
日時 5月2日(土)午後1時30分~
会場 石川県立美術館ホール
ラ・フォル・ジュルネ金沢協賛コンサート&レクチャー(聴講無料・先着順)
「尊經閣文庫と財団の創設」
講師 前田利祐氏(前田家第18代当主 ラ・フォル・ジュルネ金沢音楽祭実行委員会会長)
※講演に先出ち声楽アンサンブル、ヌオーヴァ・アスベット・ブレーメンの演奏があります。
日時 5月4日(月・祝) 午後1時30分~
会場 石川県立美術館ホール
百万石の文化講座 第1講(聴講無料)
「前田綱紀について」
講師 嶋崎丞(石川県立美術館館長)
日時 5月30日(土) 午後1時30分~
会場 石川県立美術館ホール
ギャラリートーク(展覧会観覧料が必要です)
会期中の毎週日曜日(最終日6月7日を除く)午前11時から当館学芸員が行います。
(4月26日、5月3・10・17・24・31日)
土曜講座(聴講無料)
「前田利常の文化政策と古久谷」
講師 村瀬博春(石川県立美術館学芸第一課担当課長)
日時 4月25日 午後1時30分~
「前田利常と小堀遠州」
講師 高嶋清栄(石川県立美術館学芸第二課長)
日時 5月9日 午後1時30分~
「前田綱紀の文化政策と久隅守景」
講師 村瀬博春(石川県立美術館学芸第一課担当課長)
日時 5月16日 午後1時30分~
「前田綱紀と百工比照」
講師 高嶋清栄(石川県立美術館学芸第二課長)
日時 5月23日 午後1時30分~
会場 石川県立美術館ホール(各日共)
会場情報
石川県立美術館 イシカワケンリツビジュツカン
Ishikawa Prefectural Museum of Art
- 会場住所
-
〒920-0963
金沢市出羽町2-1 - ホームページ
- https://www.ishibi.pref.ishikawa.jp/
登録日:2017年1月31日