ID:52129

切断してみる。-二人の耕平 work on five hypotheses to cut off…

小林耕平×髙橋耕平

Kohei Kobayashi × Kohei Takahashi

会場

豊田市美術館

Toyota Municipal Museum of Art

会期

2017.01.14sat.→→→→→→→→→2017.04.02sun.

展覧会概要

切断してみる。-二人の耕平 セツダンシテミル。-フタリノコウヘイ 小林耕平×髙橋耕平

work on five hypotheses to cut off… Kohei Kobayashi × Kohei Takahashi

今日一日の行動を振り返ってみる。起きてから何度メールやメッセージのやり取りをしたことか。何度、SNSで友人、知人、そして直接は見知らぬ誰かの行動や言葉をチェックしたことか。ネット検索は? ICカードで電車に乗っただろうか。クレジットカードは使った?
私は常に、誰かや何かとつながり、誰かや何かを気にしている。私の行動や嗜好は、履歴をもとに分析され、私は私向けに提供された情報やモノを、知らず知らずのうちに、いやむしろそうだと知りながら進んで選んでいる。私は、過剰につながった人やモノ・情報の網の目のなかで、行動を規定され、無自覚に―あるいは半ば自覚的に―、期待された振る舞いを選択しているのだろう。
ならばその網の目が不意に断ち切られたとしたら?私は私を取り戻すことができるのだろうか。あるいは私を意識する必要のなくなった私は、私を失うことになるのだろうか。そこでは、等しくバラバラになったモノ同士が新たに接続し直し、世界ががらりと別の姿を現すことになるのかもしれない。 映像を主な媒体としながら、他者をその中に積極的に介入させることで作品を制作してきた小林耕平と髙橋耕平。偶然にも同じ名前を持つ二人の耕平が、「切断」をテーマに作品に取り組む。
私たちの生を規定する制度やシステム、概念など、本来、私たちが生きやすいようにとして出来上がったはずのこれらのものを根っこから引き抜き、切り刻む。切断にまつわる5つの課題。その実践の先に別の世界が姿を現わすのだろうか。

主催者
豊田市美術館
休催日
月曜日(ただし3月20日は開館)
開催時間
午前10時 ~ 午後5時30分
(入場は午後5時まで)
観覧料
一般300円(250円)/高大生200円(150円)/中学生以下無料
*( )内は20名以上の団体料金
*障がい者手帳をお持ちの方(付添い添1名)、豊田市内在住・在学高校生、豊田市内75歳以上は無料[要証明]
展覧会ホームページ
http://www.museum.toyota.aichi.jp/exhibition/2016/special/cutoff.html

イベント情報

1月14日|土|午後2時- 小林耕平×髙橋耕平[切断トーク]

1月28日|土|、2月12日|日|、3月19日|日| 午後2時- 学芸員によるギャラリートーク

木曜日を除く毎日午後2時-(土曜日は午前11時-と午後2時-)
作品ガイドボランティアによるギャラリーツアー

※2階展示室1の前にお集まりください。参加には当日の観覧券が必要です。
このほかの関連イベントの詳細は、ホームページでお知らせいたします。

会場情報

豊田市美術館 トヨタシビジュツカン

Toyota Municipal Museum of Art

会場住所
〒471-0034
豊田市小坂本町8-5-1
ホームページ
https://www.museum.toyota.aichi.jp/
更新日:2017年1月31日
登録日:2016年11月8日