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秋季特別展(自主企画)
棟方志功―平櫛田中を「先醒」と呼んだ板画家
会場
井原市立田中美術館
Ibara City Hirakushi Denchu Art Museum
会期
平成28(2016)年9月16日(金)~11月6日(日)
展覧会概要
秋季特別展(自主企画) 棟方志功―平櫛田中を「先醒」と呼んだ板画家 ムナカタシコウ ヒラクシデンチュウヲセンセイトヨンダハンガガ
このたび、井原市立田中美術館では秋季特別展「棟方志功―平櫛田中を「先醒」と呼んだ板画家」を開催いたします。
棟方志功(1903~75)は、神仏や自然、文学を題材として、版画の世界に独自の境地を拓いた芸術家です。
若き日の棟方は、はじめゴッホに傾倒して洋画を志しましたが、しだいに「版画こそ日本の芸術である」と確信するようになります。ほとんど独学で版画を学んだ棟方は、《大和し美し》や《勝鬘譜善知鳥版画曼荼羅》などの作品で注目を集め、昭和17年から自作を「板画(はんが)」と称しています。さらに、戦後は数々の国際展に参加して受賞し、「世界のムナカタ」として広く知られました。
棟方が、同じく木を扱う芸術家として尊敬していたのが彫刻家・平櫛田中(1872~1979)です。棟方は平櫛のことを「先醒(せんせい)」と呼び、平櫛も棟方を「自然人」と呼んでお互いの人柄を愛しました。昭和37年、平櫛が文化勲章を受章した際、棟方は自身の代表作《二菩薩釈迦十大弟子》を記念に贈っています。また、平櫛も棟方の個展や画集のために書を揮毫するなど、両者は親しく交流していました。
本展では棟方志功の板画、倭絵(肉筆画)、油彩画、関連作家を加えた100点を超える作品・資料を展観し、棟方芸術の世界を紹介します。さらに本展を通じて、「自然人」と呼ばれた棟方、「先醒」と呼ばれた平櫛の交流に光を当て、ジャンルの異なる二人の芸術家がどのように向き合ったのかをたどります。
- 主催者
- 井原市立田中美術館
- 協賛・協力等
- 共催:山陽新聞社
後援:中国新聞備後本社、読売新聞岡山支局、朝日新聞岡山総局、毎日新聞岡山支局、RSK山陽放送、KSB瀬戸内海放送、RNC西日本放送、TSCテレビせとうち、OHK岡山放送、oniビジョン、FM岡山、FMくらしき、エフエムふくやま、岡山県郷土文化財団、井原市文化協会、井原放送、井原鉄道
助成:芸術文化振興基金 - 休催日
- 月曜日(祝日の場合は開館し、翌日が振替休館)
- 開催時間
- 9時 ~ 17時
- 入館は閉館30分前まで
※9月16日(金)は、10時30分より通常開館 - 観覧料
- 一 般:700円(560円)
65歳以上:350円(280円)
高校生以下 無料 - ※( )内は20名以上の団体料金
- 展示替え情報
- ※会期中、一部展示替があります
- 展覧会ホームページ
- http://www.city.ibara.okayama.jp/denchu_museum/exhibit/exhibit_history/20160916.html
イベント情報
■ゲストトーク <申込不要、要入館券>
講師 石井 頼子 氏(棟方志功研究者・棟方志功令孫)
期日 9月16日(金) 10時45分~12時
会場 井原市立田中美術館 特別展展示室
■美術講座 <申込・聴講料不要>
演題 「棟方志功と平櫛田中」
講師 田中 純一朗(本展担当学芸員)
期日 10月1日(土) 13時30分~14時30分
会場 井原市民会館 鏡獅子の間
■学芸員によるギャラリートーク <申込不要、要入館券>
10月15日(土)、10月29日(土)
各回 13時30分~14時30分
会場情報
井原市立田中美術館 イバラシリツヒラクシデンチュウビジュツカン
Ibara City Hirakushi Denchu Art Museum
- 会場住所
-
〒715-8601
井原市井原町315 - ホームページ
- https://www.city.ibara.okayama.jp/denchu_museum/
登録日:2016年9月27日