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写楽と豊国 Sharaku and Toyokuni
―役者絵と美人画の流れ―
会場
尾道市立美術館
ONOMICHI CITY MUSEUM OF ART
会期
平成28年 8月20日(土)~10月2日(日)
展覧会概要
写楽と豊国 シャラクトトヨクニ ―役者絵と美人画の流れ―
Sharaku and Toyokuni
江戸時代、歌舞伎は老若男女にとって最大の娯楽でした。
役者たちや芝居の様子を描いた浮世絵は、歌舞伎芝居の余韻を楽しみ、贔屓の役者を身近において眺めるブロマイドであり、美人画にならぶ主要なジャンルとして初期から幕末まで描かれました。
なかでも寛政六年(一七九四)は、新進気鋭の絵師・歌川豊国(一七六九―一八二五)をはじめ、彗星のごとく現れた東洲斎写楽(生没年不詳)が活躍し、その時期、衰退気味であった役者絵の刊行量はこの二人に牽引されるように増加します。
この役者絵の転換期に現れた写楽と豊国ですが、写楽が短期間で姿を消したこととは対照的に、豊国は浮世絵界で最大の流派となる歌川派を拡大し、その後の浮世絵界をリードする存在となります。つづく文化文政期(一八〇四―一八二九)には、芝居ブームを背景にした数多くの役者絵と、芝居から派生した新しい感覚の美人画が生み出され歌川派の絵師たちが筆をふるいました。
本展では、写楽と豊国を軸にした寛政期の浮世絵を出発点として、幕末にいたる歌川派の役者絵と美人画の流れを展示いたします。江戸の人々を夢中にさせた人気役者や力自慢の力士たち、寛政三美人と謳われた評判娘といった人気者を通して、江戸の賑わいをお楽しみください。
- 主催者
- 尾道市立美術館、中国新聞備後本社
- 協賛・協力等
- 後援:広島県、NHK広島放送局、尾道エフエム放送、尾道ケーブルテレビ、エフエムふくやま
企画協力:神戸新聞社 - 休催日
- 月曜日 (祝日開館)
- 開催時間
- 午前9時 ~ 午後5時
- 入館は午後4時半まで
- 観覧料
- 大人 800円 / 高・大生 550円
中学生以下 無料 - 前売りは各200円引
団体(20名以上)は各100円引
※70歳以上、各種手帳をお持ちの方は、証明できるものを提示により無料 - 展覧会ホームページ
- http://www7.city.onomichi.hiroshima.jp/?page_id=48
イベント情報
◆ 記念講演会
【演題】 「写楽のミステリーの時代」
【講師】 中右 瑛 氏 (国際浮世絵学会常任理事・本展監修)
【日時】 8月21日(日) 11時~ (1時間程度)
【会場】 尾道市立美術館 ロビー
※ 参加無料・申込み不要。ただし観覧料が必要です。
◆ 記念ギャラリートーク
【講師】 中右 瑛 氏 (国際浮世絵学会常任理事・本展監修)
【日時】 8月21日(日) 14時~ (1時間程度)
【会場】 尾道市立美術館 ロビー
※ 参加無料・申込み不要。ただし観覧料が必要です。
◆ 記念コンサート
「ジャポニズムを愛したパリの作曲家たち」(第8回ミュージアム・コンサート)
ピアノ 大村圭子
【日時】 8月23日(火) 開場17:15 開演18:00
【料金】 一般 3,000円 / 学生(大学生以下) 1,500円
【会場】 尾道市立美術館2Fロビー
【定員】 先着100名
【主催】 尾道市立美術館友の会
【共催】 尾道市立美術館
【企画協力】 NPO法人おのみちアート・コミュニケーション
【お問い合わせ】 尾道市立美術館 Tel.0848-23-2281
※ コンサートチケットで本展覧会が観覧できます。(8月23日限定)
◆ ギャラリートーク ※当館学芸員が担当
【日時】 9月4日(日)、9月18日(日) 両日とも午後2時~ (40分程度)
【対象】 一般
※ 参加無料、申込み不要。ただし観覧料が必要です。
◆ わいわい がやがや おしゃべり鑑賞会
【日時】 9月11日(日)、9月25日(日) 両日とも午後2時~午後3時まで
【対象】 中学生以下
※参加無料・申込み不要。付添いの方1名は無料で入館。
【内容】 こどもたちを対象にした鑑賞会です。鑑賞資料をもとに、楽しくおしゃべりしながら作品鑑賞します。
会場情報
尾道市立美術館 オノミチシリツビジュツカン
ONOMICHI CITY MUSEUM OF ART
- 会場住所
-
〒722-0032
尾道市西土堂町17-19 (千光寺公園内) - ホームページ
- https://www.onomichi-museum.jp/
登録日:2016年8月23日