ID:50020
恩地孝四郎展 抒情とモダン Onchi Koshiro
版に重なるこころ
会場
和歌山県立近代美術館
THE MUSEUM OF MODERN ART,WAKAYAMA
会期
2016(平成28)年4月29日(金・祝)―6月12日(日)
展覧会概要
恩地孝四郎展 抒情とモダン オンチコウシロウテン ジョジョウトモダン 版に重なるこころ
Onchi Koshiro
近代日本における版画界の巨星であり、また抽象表現のパイオニアとして知られる恩地孝四郎(1891-1955)の約20年ぶりとなる回顧展を開催します。
竹久夢二との出会いをきっかけに画家を志した恩地は、1914年に田中恭吉・藤森静雄と詩と版画の雑誌『月映 (つくはえ)』を刊行します。同誌で発表した1915年の《抒情『あかるい時』》等は、日本における抽象表現の先駆けとなりました。1920~30年代には時代と呼応しつつ様々な版表現の可能性を追求し、戦後になると専ら抽象版画の連作を発表します。特に、作者の心にわき起こる感情をかたちにした「抒情 (リリック)」シリーズは、一貫して画業の根底をなすものでした。版画表現の近代化に向けて偉大な足跡を残した恩地の自由な創作姿勢は、後世の版画家たちにも多大な影響をあたえています。
本展では海外からの里帰り作品を含む版画243点を中心に、油彩、素描、写真、ブック・デザインなど、その領域横断的な仕事も併せて、約400点を一挙紹介いたします。
- 主催者
- 和歌山県立近代美術館、東京国立近代美術館、産経新聞社
- 休催日
- 月曜日
- 開催時間
- 9:30 ~ 17:00
- 入場は 16:30まで
- 観覧料
- 一般 700(560)円、大学生 400(320)円
- ( )内は20名以上の団体料金 高校生以下、65歳以上、障がい者の方、県内に在学中の外国人留学生は無料 5月28日(土)は「紀陽文化財団の日」として大学生無料
- 展示替え情報
- 会期中、一部作品の展示替えを行ないます。
- 展覧会ホームページ
- http://www.momaw.jp/exhibit/after/post-115.php
イベント情報
記念講演会
5月8日(日) 「抽象への方途 恩地孝四郎の版画」
松本透 (東京国立近代美術館特任研究員)
5月14日(土) 「恩地孝四郎の実験精神:創作版画から現代美術へ」
桑原規子 (聖徳大学教授)
いずれも 14:00~15:30
2階ホール (聴講無料)
フロア・レクチャー (学芸員による展示解説)
5月3日(火・祝)、5月22日(日)、6月5日(日) 14:00~15:00
2階展示室 (要観覧券)
製本工芸の展示 「本の美術:ルリユールへの誘い」
4月29日(金・祝)~6月12日(日)
1階リーディングコーナー(観覧無料)
主催:和歌山県立近代美術館、東京製本倶楽部
ワークショップ
「フランス装の本をつくる」
講師:藤井敬子 (東京製本倶楽部)
5月29日(日) 13:00~16:00
2階ホール
(対象:中学生以上、先着20名、材料費 1000円)
参加希望の方は当館へお申し込みください。
会場情報
和歌山県立近代美術館 ワカヤマケンリツキンダイビジュツカン
THE MUSEUM OF MODERN ART,WAKAYAMA
- 会場住所
-
〒640-8137
和歌山市吹上1-4-14 (和歌山城となり) - ホームページ
- https://www.momaw.jp/
登録日:2016年4月26日