ID:50011
~夢見る色彩の詩人~
マリー・ローランサン展 Marie Laurencin
会場
酒田市美術館
Sakata City Museum of Art
会期
平成28年 4月23日(土)~6月12日(日)
展覧会概要
~夢見る色彩の詩人~ マリー・ローランサン展 マリー・ローランサンテン
Marie Laurencin
20世紀初頭のパリは新しい芸術や文化が次々と現れ、花を咲かせていました。美術の世界でも、フォーヴィスムやキュビスムといった新しい表現方法が生まれるなど、エコール・ド・パリと言われる画家たちが、世界中からパリに集まり、多彩な表現に湧いた時代でもあります。
マリー・ローランサン(1883-1956年)は、こうした時代に生まれ、パリの名門女学校を卒業後にアカデミー派の画家フェルナン・アンベールの主宰する画塾で本格的に絵画を学びますが、そこで後にキュビスム絵画の中心人物の一人となるジョルジュ・ブラックとも知り合いになります。
また、パブロ・ピカソら前衛芸術家が住むアトリエ「洗濯船」(バトー・ラヴォワール)にも出入りし、前衛芸術家たちや、詩人アポリネールとの出会いを通じて多くの刺激を受け、20世紀において最も有名な女性画家となりました。
フォーヴィスムやキュビスムなどの前衛的な表現が主流であった当時のパリにあって、ローランサンは、女性ならではの繊細な感性で表現を追求しました。作品に漂う優雅さと、パステルカラーを取り入れた淡く美しい色調からは、詩情豊かな抒情性が感じられます。
このたびの本展覧会では、マリー・ローランサン美術館のご好意により、初期から晩年に至る代表作の油彩画、およそ70点を中心に紹介します。この機会にいつの時代も多くの人々の心を引き付けてやまない、「夢見る色彩の詩人」とも言われる、ローランサンの世界をお楽しみください。
- 主催者
- 公益財団法人酒田市美術館
- 協賛・協力等
- 共催/ 酒田市、酒田市教育委員会 特別協力/ マリー・ローランサン美術館 企画協力/ 中日新聞社
- 休催日
- 会期中無休
- 開催時間
- 午前9時 ~ 午後5時
- 入館は午後4時30分まで
- 観覧料
- 一般 1,000円(900円)、高校・大学生 500円(450円)、中学生以下 無料
- ※( )内は20名以上の団体料金
- 展覧会ホームページ
- http://www.sakata-art-museum.jp/data2016/marie.html
イベント情報
◆ 記念講演会
日時:4月23日(土) 午後2時~
講師:吉澤公寿氏 (マリー・ローランサン美術館 事務局長)
演題:「パリの画家 マリー・ローランサン その芸術と生涯」
会場:酒田市美術館内 (展示ホール)
定員:先着50名 (要整理券、当日午前9時より 整理券を受付にて配布します。)
料金:無料 (但し、要観覧券又は会員券)
◆ ギャラリートーク
5月7日(土)、8日(日) 学芸員
5月14日(土)、15日(日) 作品解説員
いずれも 午後2時~
会場:展示室内
料金:無料 (但し、要観覧券又は会員券)
◆ 美術講座
日時:5月22日(日) 午後2時~
講師:熱海 熱 (当館学芸主幹)
演題:「ローランサンとその時代に生きた芸術家たち」
会場:酒田市美術館内 会議室
定員:先着15名 (5月1日より電話にて申込を受付ます)
料金:無料
会場情報
酒田市美術館 サカタシビジュツカン
Sakata City Museum of Art
- 会場住所
-
〒998-0055
酒田市飯森山3-17-95 - ホームページ
- https://www.sakata-art-museum.jp
登録日:2016年4月26日