ID:49995

日本近代洋画の巨匠

和田英作展 Eisaku Wada A Retrospective

会場

刈谷市美術館 全館

KARIYA CITY ART MUSEUM

会期

平成28年4月23日(土曜)から平成28年6月5日(日曜)

展覧会概要

日本近代洋画の巨匠 和田英作展 ワダエイサクテン

Eisaku Wada A Retrospective

和田英作(1874-1959)は、明治・大正・昭和を通じて洋画壇の重鎮として偉大な業績を残し、日本近代洋画の礎を築きました。堅実な写生を基礎にした穏健な画風を生涯守り続け、富士山をモチーフとした風景画、肖像画、薔薇の静物画などを情感豊かに描きました。
1874(明治7)年に鹿児島県垂水市で生まれた和田は、13歳頃から洋画を学び始め、曽山幸彦、原田直次郎から指導を受けます。その後、天真道場に入門し、黒田清輝や久米桂一郎に学び、1896(明治29)年の白馬会の結成に参加。同年開設された東京美術学校西洋画科の助教授に招聘されるも、和田は同職を辞して同科選科4年級に編入し、名作として名高い《渡頭の夕暮》を卒業制作として描きます。その後、4年間滞欧し、1903(明治36)年に帰国。33歳の若さで文展の審査員となり、1932(昭和7)年に東京美術学校の校長に就任、1943(昭和18)年には文化勲章を受章するなど、洋画壇を代表する画家として活躍し、日本洋画のアカデミズムの確立に貢献しました。
本展覧会は、和田英作の初期から晩年までの代表的な油彩画をはじめ、素描や下絵、1945(昭和20)年の疎開を機に愛知・知立や刈谷を描いた風景画などを含む90余点により、70年にわたる画業を振り返ろうとするものです。平成の世となり、忘れ去られつつある和田芸術の魅力を、今あらためて見直す絶好の機会となるでしょう。

主催者
刈谷市美術館、朝日新聞社
協賛・協力等
【後援】愛知県教育委員会
【特別協力】公益財団法人日動美術財団
休催日
月曜日(ただし、5月2日は開館)、5月6日(金曜)
開催時間
午前9時 ~ 午後5時
入館は午後4時30分まで
観覧料
一般 900円(700円)、学生 700円(500円)、中学生以下入場無料
・( )内は前売及び20名以上の団体料金です。
・前売券は、刈谷市美術館、刈谷駅前観光案内所、刈谷市総合文化センター、高浜市やきものの里かわら美術館、チケットぴあ(Pコード=767-415)の取扱いのあるコンビニエンスストア(セブン-イレブン、サークルK・サンクス)などで4月22日(金曜)まで販売します。
・身体障害者、精神障害者保健福祉、療育の各手帳所持者及び付き添いの方(1名)は入場無料。入館の際に手帳をご提示ください。
展覧会ホームページ
http://www.city.kariya.lg.jp/museum/exhibition/schedule/H28-1wadaeisaku.html

イベント情報

1 記念講演会「日本の原風景を描く―和田英作の画業―」
講師 山西健夫氏 (鹿児島市立美術館副館長)
日時 5月15日(日曜) 13時30分から15時
会場 2階研修室
定員 80名
参加費 無料 (高校生以上は要展覧会チケット)
・事前申込不要です。

2 学芸員によるギャラリー・トーク
日時 毎週火曜日 14時から1時間程度
参加費 無料 (高校生以上は要展覧会チケット)
・事前申込不要です。 (ご希望の方は、当日1階ロビーにお集まりください。)

3 「展覧会鑑賞&和田画伯ゆかりの地を巡る」バスツアー (解説付)
展覧会鑑賞後、和田が写生した小堤西池を訪れます。開花の見頃を迎えたカキツバタ群落を「カキツバタを守る会」の案内で散策します。
日時 5月12日(木曜) 8時40分から16時頃まで
対象 18歳以上
定員 40名
参加費 1,000円
(展覧会入場料、呈茶代(和菓子付) 等込)
・昼食は刈谷ハイウェイオアシスで自由行動です。
・事前申込みが必要です。
【電話受付】 5月1日(日曜) 午前10時から (先着順)
電話:0566-23-1636 (刈谷市美術館)

会場情報

刈谷市美術館 カリヤシビジュツカン

KARIYA CITY ART MUSEUM

会場住所
〒448-0852
刈谷市住吉町4-5
ホームページ
https://www.city.kariya.lg.jp/museum/
更新日:2016年5月10日
登録日:2016年4月26日