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小山正太郎と「書ハ美術ナラス」の時代
明治新国家に燃える熱き理想-洋画 vs 日本画、そして「書」
会場
新潟県立近代美術館
THE NIIGATA PREFECTURAL MUSEUM OF MODERN ART
会期
2002年10月4日(金) ~ 2002年11月17日(日)
展覧会概要
小山正太郎と「書ハ美術ナラス」の時代 コヤマショウタロウト「ショハビジュツナラス」ノジダイ 明治新国家に燃える熱き理想-洋画 vs 日本画、そして「書」
昔からあったように使われている「美術」という言葉は、明治になって作られた翻訳語です。維新後、近代国家建設のため、文明開化の国策の下に移入された「美術」は、当初、その定義が曖昧なものでした。そうした中、明治十五年(1882)長岡出身の小山正太郎と、岡倉覚三(天心)との間に「書が美術であるか、ないか」という論争が起こります。それはまさに明治維新によって西洋文化にさらされた東洋独自の文化が、初めてその概念規定を問われた出来事でした。当然書だけではなく、絵画においても明治新時代の絵画の有り様が問われた時代だったのです。
この展覧会では、小山たちが考える油画(洋画)と、フェノロサ、岡倉が理想とした日本画を対比展示し、彼らが新国家で目指す「美術」像を示します。また、当時の「書」を併せて展示し、「書ハ美術ナラス」の論争を傍観していた書家たちは、何をしていたのか、当時を俯瞰し、近代化(西欧化)の波に揉まれて作り出されてきた書画の今日的状況の原点の時代をご覧いただきます。
- 主催者
- 新潟県立近代美術館
- 休催日
- 月曜日(祝日の場合はその翌日)
- 観覧料
- 一般 800(650/500)円
大高生 500(400/300)円
小中生 300(250/200)円
※( )内は20名以上の団体料金/前売り料金 - 展覧会ホームページ
- http://www.lalanet.gr.jp/kinbi/index.html
- 展覧会問合わせ先
- TEL:0258-28-4111/FAX:0258-28-4115
会場情報
新潟県立近代美術館 ニイガタケンリツキンダイビジュツカン
THE NIIGATA PREFECTURAL MUSEUM OF MODERN ART
- 会場住所
-
〒940-2083
長岡市千秋3-278-14 - ホームページ
- https://kinbi.pref.niigata.lg.jp/
登録日:1999年3月31日