ID:49287

生誕110年記念

三岸節子展

私は燃えつづける

会場

武蔵野市立吉祥寺美術館

Kichijoji Art Museum

会期

2015.11.21 SAT―12.27 SUN

展覧会概要

生誕110年記念 三岸節子展 ミギシセツコテン 私は燃えつづける

女性の自立が困難であった日本の洋画壇に、新たな息吹を吹き込んだ画家、三岸節子(1905-1999)。故郷である愛知県起町(現:一宮市)から上京し、女子美術学校(現:女子美術大学)を首席で卒業、女性として初の春陽会入選という華々しいデビューを飾ります。そしてその後、独立美術協会、新制作派協会などへの入選を重ねながら、女流画家団体の結成に加わるなど女性が活躍できる舞台を着実に築いていったのです。しかしその裏では、奔放な画家・三岸好太郎(1903-1934)との結婚と早すぎる死別、残された3人の子を抱えての苦しい生活と波乱が続いており、制作との厳しい両立を強いられました。そうした中で描き出す画面は生命力に燃え、拠点の移り変わりとともに作風も大きく変遷、晩年20年あまりを過ごしたフランスでは、画面に鮮やかな色彩を開花させていきます。その迸る絵具の花は、節子の辿った激動の人生と、情熱の痕跡そのものであり、見る者の心に烈しい感動を与えずにはおきません。
節子生誕110年を記念した本展は、油彩画のほか素描や装丁本、パレットなどを含む約80点の作品により、その画業を辿るものです。自立の決意を眼差しに秘めた若き日の《自画像》(1925年)をはじめ、最晩年の大作《さいたさいたさくらがさいた》(1998年)も登場します。描くこと、生きることに燃えつづけた節子の情念が、今もそこに宿っているに違いありません。

主催者
武蔵野市立吉祥寺美術館
協賛・協力等
協力:一宮市三岸節子記念美術館 監修:三岸太郎
休催日
11月25日(水)
開催時間
午前10時 ~ 午後7時30分
観覧料
100円
小学生以下、65歳以上、障がい者の方は無料
巡回等情報
一宮市三岸節子記念美術館
…2016年1月23日(土)~3月6日(日)
香雪美術館
…2016年3月17日(木)~5月15日(日)
展覧会ホームページ
http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/exhibitioninfo/2015/09/110.html

イベント情報

講演会「三岸節子を語る」
三岸節子が辿った地の風景や作品などのスライドショーとともに、その生涯と作品、思い出についてお話いただきます。
講師:三岸太郎
日時:11月21日(土)、12月12日(土) 各日午後2時~3時30分
会場:吉祥寺美術館音楽室
定員:90名 (要予約・先着順)
申込方法:10月26日(月) 午前10時より、お電話または美術館窓口でお申込ください。定員になり次第締め切ります。
※美術館入館券が必要です。

会場情報

武蔵野市立吉祥寺美術館 ムサシノシリツキチジョウジビジュツカン

Kichijoji Art Museum

会場住所
〒180-0004
武蔵野市吉祥寺本町1-8-16 FFビル(コピス吉祥寺A館)7階
ホームページ
https://www.musashino.or.jp/museum/
更新日:2016年2月23日
登録日:2016年2月23日