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ここからはじまる風景画

山部泰司 YAMABE Yasushi

会場

奈義町現代美術館ギャラリー

NAGI MUSEUM OF CONTEMPORARY ART

会期

2016年2月13日(土)―3月13日(日)

展覧会概要

ここからはじまる風景画 山部泰司 ヤマベヤスシ

YAMABE Yasushi

1980年代から絵画の可能性について様々な試みを追求している津山市出身で関西を代表する画家の一人である山部泰司の本格的な回顧展を開催します。山部は近年、名画の中に描かれた樹木や森、水などを引用していくことで、様々な時間の流れが混在する重層的な風景画に取り組み、発表しています。「さまざまな条件によって変成する風景画は、見るものと見られるものとの相互的な編集過程であり、動態として新たな関係性が生まれる絵画を構想している。」と山部が述べているように、深い森とその森を侵食していく水や滝などが描かれ、それぞれの大きさが部分ごとに異なり、複数の景色が無数に重なりあっている情景の絵画は、記憶と現実、現在と過去など対立する要素を内包させながらも、とらえきれない無限の地平を模索しているといえるでしょう。約7年ぶりになる奈義MOCAでの個展は、進化をし続ける「山部芸術」の真髄をご堪能いただけるでしょう。

主催者
奈義町現代美術館
休催日
月曜日、祝日の翌日
開催時間
午前9時30分 ~ 午後5時
入場は午後4時30分まで
観覧料
一般・大学生 200円 (高校生以下・75歳以上は無料)
※常設展と一緒にお求めの場合は通常入館料700円でご覧いただけます。
展覧会ホームページ
http://www.town.nagi.okayama.jp/moca/event-j.htm

イベント情報

● ARTIST×CAFE Vol.59
2月14日(日) 特別関連講演会
13時30分~14時30分 奈義町現代美術館喫茶室
竹浪 遠先生 (京都市立芸術大学講師、文学博士)
「中国山水画の表現と意味」
中国山水画のいくつか表現にバラエティーのある作品をご覧いただき、そこに込められた意味をお話しします。

14時45分~15時45分
対談:山部泰司 (画家)×竹浪遠 (中国絵画史)
「山水画と風景画と現代美術」
展覧会出品作品について山水画との関係から語り合います。

◎ ワークショップ
「金の小石のオブジェをつくろう!」
2月28日(日) 13時30分~16時30分 奈義町観光案内所
参加費:2,000円 (材料費込)
対象:年齢制限はありません
事前申し込み制。応募者多数の場合は先着順になります。
※詳細は美術館まで
内容:風景の中から見つけた小石に箔押して金色の小石のオブジェをつくります。小石や小枝や小さな何かをご持参ください。「純金箔」を一人2枚用意します。箔は、箔押し用の樹脂を使って押します。

◎ 作家によるギャラリートーク
2月13日(土)、3月13日(日)
いずれも午後2時から 作家がご希望の方に作品解説をいたします。

■ 学芸員によるギャラリー・トーク (期間中随時)
ご希望の方に学芸員が作品解説をいたします。 ※学芸員不在の場合もございますのでご了承ください。

会場情報

奈義町現代美術館ギャラリー ナギチョウゲンダイビジュツカン

NAGI MUSEUM OF CONTEMPORARY ART

会場住所
〒708-1323
勝田郡奈義町豊沢441
ホームページ
https://www.town.nagi.okayama.jp/moca/
更新日:2016年2月16日
登録日:2016年2月16日