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久万美術館2015年度自主企画展
戦地の手触り 岡本鐵四郎 OKAMOTO Tetsushiro
―戦後70年 甦るスケッチ
The Touch of Battlefields: OKAMOTO Tetsushiro's Sketches Come Back 70 Years After the War
会場
町立久万美術館
KUMA Museum of Art
会期
2015年9月12日(土)~11月23日(月・祝)
展覧会概要
久万美術館2015年度自主企画展 戦地の手触り 岡本鐵四郎 センチノテザワリ オカモトテツシロウ ―戦後70年 甦るスケッチ
OKAMOTO Tetsushiro The Touch of Battlefields: OKAMOTO Tetsushiro's Sketches Come Back 70 Years After the War
戦後70年(2015年)、町立久万美術館では、戦後の愛媛を代表する洋画家の一人・岡本鐵四郎(1915-1998)が戦中、戦地で描いた水彩画、スケッチなど約280点を初公開します。
岡本は中国の徐州、北京などで、日本陸軍の宣伝活動に従事しました。その間、現地の人たちの暮らし、身近な街角の風景などを精力的に描いた水彩画や鉛筆スケッチを残しています。兵士の姿や廃墟となった町並みなどが描かれているものの、スケッチの多くは、いわゆる戦争画にはほど遠く、国威を発揚するような要素もなければ、さほどの緊迫感もありません。戦争の悲惨さ、暗さ、辛さなどを想起させる表現も見当たりません。むしろ、闊達な筆致の中に明るい情感さえ漂っています。
現代は、経済も文化も世界規模で均質化するとともに、分裂や分断、激しい衝突などが起きている時代。シベリア抑留などで10年以上も長い「戦争」を体験した岡本は、「戦中・戦地」をどのように生き抜いたのでしょう。いまを生きる私たちは、これらのスケッチのリアリティーをどう捉えればいいのでしょうか。この展覧会を戦争について考える機会にしたいと企画しました。
- 主催者
- 久万高原町・町立久万美術館・愛媛新聞社・愛媛CATV
- 協賛・協力等
- ◇後援◇ NHK松山放送局・南海放送・テレビ愛媛・あいテレビ・愛媛朝日テレビ・FM愛媛・愛媛県教育委員会・松山市・松山市教育委員会・久万高原町教育委員会
◇助成◇ 一般財団法人 自治総合センター・芸術文化振興基金 - 休催日
- 月曜日 (ただし9月21日、10月12日、11月23日は開館) と祝日の翌日
- 開催時間
- 9時30分 ~ 17時
- 入館は16時30分まで
- 観覧料
- 前売り一般 500円
一般 800(500)円 / 高大生 500(400)円 / 小中生 400(300)円 - ※前売り券は8月中旬より県内プレイガイド等で発売開始
※( )内は20名以上の団体、高齢(65歳以上)・身障・療育各手帳の提示の際の割引料金 - 展覧会ホームページ
- http://www.kumakogen.jp/culture/muse/kikaku/h27.html
イベント情報
ギャラリートーク
「歩く、巡る、祈る」
講師:山折哲雄氏 (宗教学者)
日時:9月12日(土) 午後3時~4時
場所:当館ロビー
ギャラリートーク
「戦時美術の諸相」
講師:河田明久氏 (近代日本美術史研究/千葉工業大学教授)
日時:10月17日(土) 午後2時~3時30分
場所:当館ロビー
ワークショップ
「火と鉄の手触り」
講師:多和圭三氏 (彫刻家/多摩美術大学教授)
日時:10月31日(土) 10時~12時
場所:当館
内容:社会を支える存在である火と鉄。兵器ともなるそれらを用途から解き放つワークショップです。
対象:一般 (※小学生以下は保護者同伴)
定員:10名
※参加希望者は事前に当館(0892-21-2881)へ電話予約をお願いします。
▶ ギャラリートーク、ワークショップは観覧料のみでご参加いただけます。
会場情報
町立久万美術館 チョウリツクマビジュツカン
KUMA Museum of Art
- 会場住所
-
〒791-1205
上浮穴郡久万高原町菅生2番耕地1442-7 - ホームページ
- http://www.kumakogen.jp/culture/muse/
登録日:2016年2月2日