ID:48241
北陸新幹線開業記念
没後30年
鴨居 玲展 REY CAMOY
踊り候え
会場
石川県立美術館
Ishikawa Prefectural Museum of Art
会期
2015. 9.12 (土) > 10.25 (日)
展覧会概要
北陸新幹線開業記念
没後30年 鴨居 玲展 カモイ レイテン 踊り候え
REY CAMOY
自己を厳しく見つめ、「いのちとは何か、人生とは何か」を鋭く問いかけた画家鴨居玲(1928-85)が、昭和60年(1985)9月7日、57歳でこの世を去って早くも30年になります。この間いくつもの回顧展が開かれ、そのつど鴨居の作品は人々を魅了してきました。
鴨居玲は金沢で生まれ育ち、金沢美術工芸専門学校(現金沢美術工芸大学)で宮本三郎に師事しました。卒業後は関西に移り、宮本たちの創設した二紀会を中心に作品を発表します。しかし、抽象絵画全盛の時代、制作に迷い南米に旅立つのでした。鴨居の破天荒・破滅型の自己探求の旅が始まるのです。昭和44年(1969) 41歳の時に、昭和会展優秀賞と安井賞を受賞し、一躍脚光を浴びます。しかし、飽きたらぬ思いは、スペインのバルデペーニャスに新天地を求めさせ、村人達との交わりの中から「酔っぱらい」「廃兵」「おばあさん」など、生涯のテーマをつかむのでした。その後パリへ移り、そして52年(1977) 49歳で帰国。以後8年間、神戸にアトリエを構え《1982年 私》をはじめ、数々の自画像を描き続けたのでした。
本展は約100点の作品と資料で構成するもので、油彩の代表作に加え、鋭く美しい線が刻まれるデッサンを数多く展示します。また鴨居が用いた絵筆、パレット、イーゼルなどの画材や遺愛品などによって、鴨居玲という魅力的な人物に触れていただきたく思います。
なお、本展に合わせ、コレクション第3展示室は、鴨居の二紀展初出品作《青いリボン》や《石の花》《蜘蛛の糸》などの油彩と、鴨居の没後アトリエに残されていた未完の作品、書簡、遺愛の刀剣など約50点を展示します。どうぞ企画展とあわせご堪能ください。
- 主催者
- 石川県立美術館
- 協賛・協力等
- 共催:北國新聞社
企画協力:公益財団法人日動美術財団 - 休催日
- 会期中無休
- 開催時間
- 午前9時30分 ~ 午後6時
- 入場は5時30分まで
- 観覧料
- 一般 1,000円(800円)
大学生 800円(600円)
高中小生 300円(200円) - ( )内は20名以上の団体料金
- 展覧会ホームページ
- http://www.ishibi.pref.ishikawa.jp/information/exhibition/09/exhibi_kamoi01.html
イベント情報
■ オープニング・トークショー 「鴨居玲を語る」
―鴨居の人となりと作品についてのエピソード―
日時:9月12日(土) 午前11時より約1時間
講師:長谷川徳七氏・長谷川智恵子氏
(公益財団法人日動美術財団笠間日動美術館館長・同副館長)
会場:当館ホール (定員 209名) 聴講無料
■ フラメンコ・ライブ
7名のダンサー・歌・器楽によるフラメンコ・ライブ
日時:9月26日(土) 午後3時より約1時間
出演:エレナ・ラ・モレ (ダンス)、ディエゴ・ゴメス (歌)、エミリオ・マジャ (ギター) 他
会場:当館1階ロビー、入場無料
■ イ・スンジャ「望郷を歌う」
「望郷を歌う (故高英洋に)」のモデルとなったイ氏がアリランを歌うと共に制作中のエピソードを語る
日時:10月24日(土) 午後1時30分より約1時間
出演:李順子(イ・スンジャ)氏
会場:当館1階ロビー、入場無料
■ ギャラリートーク
担当学芸員による展示室での作品解説
日時:毎週日曜日 午前11時より約1時間
会場:1階企画展示室
※企画展観覧料が必要です。
会場情報
石川県立美術館 イシカワケンリツビジュツカン
Ishikawa Prefectural Museum of Art
- 会場住所
-
〒920-0963
金沢市出羽町2-1 - ホームページ
- https://www.ishibi.pref.ishikawa.jp/
登録日:2015年11月17日