ID:46788
企画展
Special Exhibition Galleries
若林奮 飛葉と振動 ISAMU WAKABAYASHI
FLYING LEAVES AND OSCILLATION
会場
府中市美術館 企画展示室、前庭
FUCHU ART MUSEUM
会期
2016/1/9 [土] ▶ 2/28 [日]
展覧会概要
企画展 若林奮 飛葉と振動 ワカバヤシイサム ヒヨウトシンドウ
Special Exhibition Galleries ISAMU WAKABAYASHI FLYING LEAVES AND OSCILLATION
1960年代初め、鉄を直接刻み、溶接する作品で鮮烈なデビューを飾った若林奮(1936-2003)。その後も国内画での発表を重ね、ヴェネツィア・ビエンナーレ代表を2度つとめるなど、戦後日本を代表する彫刻家として活躍しました。
没後13年を経て企画された本展は、その創作活動を振り返るとともに、これまで十分に紹介されてこなかった「庭」をめぐる制作に光をあて、関連する彫刻作品やドローイング、資料や新規撮影の写真と映像によって紹介します。
若林奮は石や木、石膏、鉛、銅、硫黄など、多様な素材を自由につかい、また水彩、素描、版画、小さなオブジェ、本と、さまざまな形式を選択しました。「庭」もまた、大気、水、植物、光や、時間を素材とした彫刻であると見るとき、形式を限定させずに彫刻の可能性を追求した、若林奮の視野の広さを感じることができるのではないでしょうか。
若林奮は、多摩・武蔵野で生まれ育ち、晩年まで生活と制作の基盤をこの地におきました。府中市美術館では特別に、前庭に恒久設置されている《地下のデイジー》の構想画、鉄の大作《DAISY IV》、そして初期の傑作《雨―労働の残念》(武蔵野美術大学 美術館・図書館蔵)等を展示し、自らの立つ土地に注いだ若林奮の思いをたどります。
- 主催者
- 府中市美術館、WAKABAYASHI STUDIO、読売新聞社、美術館連絡協議会
- 協賛・協力等
- 協力:(株)カシマ、ケンジタキギャラリー、多摩美術大学若林奮研究会、横田茂ギャラリー、日本通運
協賛:ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜、日本テレビ放送網
助成:公益財団法人ポーラ美術振興財団
出品協力:独立行政法人国立美術館 東京国立近代美術館 - 休催日
- 1月11日をのぞく月曜日、1月12日(火)、2月12日(金)
- 開催時間
- 10:00 ~ 17:00
- 入場は16:30まで
- 観覧料
- 一般 700円(560)、大学生・高校生 350円(280)、中学生・小学生 150円(120)
- ※( )内は20名以上の団体料金 ※未就学児および障害者手帳等をお持ちの方は無料
※常設展もご覧になれます ※府中市内の小中学生は「学びのパスポート」で無料 - 展覧会ホームページ
- http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/wakabayashi.html
イベント情報
講座室 無料・予約不要 14:00~
ラウンド・トーク1
「若林奮アーカイヴ ドローイング調査の成果とこれから」
1月31日(日)
出演:小泉俊己 (彫刻家、多摩美術大学教授)、渡部葉子 (慶応義塾大学アートセンター教授/キュレーター)
ラウンド・トーク2
「私たちが若林さんから受け取ったこと」
2月13日(土)
出演:袴田京太朗 (彫刻家、武蔵野美術大学教授)、千葉正也 (画家)、諏訪未知 (画家)、森啓輔 (ヴァンジ彫刻庭園美術館学芸員)
講座
「《地下のデイジー》の階段を下りる―ドローイングから見えてくるもの」
1月16日(土)
講師:神山亮子 (当館学芸員)
会場情報
府中市美術館 フチュウシビジュツカン
FUCHU ART MUSEUM
- 会場住所
-
〒183-0001
府中市浅間町1-3 (都立府中の森公園内) - ホームページ
- https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/
- 問い合わせ先
- ハローダイヤル 03 (5777) 8600
登録日:2015年7月14日