ID:46217

平成二十七年●春季展

畠山即翁の大師会茶会 Daishikai tea ceremony of Sokuō Hatakeyama

―井戸茶碗信長の取り合せ―

―Combination of Ido tea bowl known as “Nobunaga”

併設| 益田鈍翁ゆかりの茶道具

会場

畠山記念館

Hatakeyama Memorial Museum of Fine Art

会期

二〇一五年 四月四日(土)▶六月十四日

展覧会概要

平成二十七年●春季展 畠山即翁の大師会茶会 ハタケヤマソクオウノダイシカイチャカイ ―井戸茶碗信長の取り合せ―

Daishikai tea ceremony of Sokuō Hatakeyama ―Combination of Ido tea bowl known as “Nobunaga”

大師会茶会は、三井物産の創始者で茶人として名を馳せた益田鈍翁が、明治28年(1895)に弘法大師(空海)筆「崔子玉座右銘」を入手し、翌年、それを披露するため、大師の縁日にあたる3月21日に品川御殿山自邸で茶会を開いたことに始まります。「西の光悦会、東の大師会」と称されるように、現在まで続く二大茶会のひとつです。
この大師会で茶席を担当することは、茶人にとって大きなステータス。当館の創設者・畠山即翁は、昭和12年4月21日に音羽護国寺で開催された大師会茶会で初めて茶席を担当し、戦後は大師会の会長も務めています。
今年は弘法大師の高野山開創から1200年、そして鈍翁の「崔子玉座右銘」入手から120年にあたります。本展では、即翁が席持ちした昭和12年の大師会の圓成庵席の道具組を、茶会記を参考に可能な限り再現します。信長・秀吉・利休を意識した豪華な取り合せをご堪能ください。併せて、鈍翁ゆかりの茶道具をご紹介いたします。近代茶人たちの茶の湯に対する熱意、道具をめぐる交流に想いを巡らしていただければ幸いです。

休催日
毎週月曜日 (ただし、5月4日[月・祝]は開館し、5月7日[木]は休館)、5月8日[金]
開催時間
午前10時 ~ 午後5時
入館は午後4時半まで
観覧料
一般 700円(600円) 大・高校生 500円(400円)
( )は20名以上の団体料金
※中学生以下無料 (ただし保護者の同伴が必要です)
※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は100円引です
お抹茶=500円(干菓子付き) 午前10時より午後4時半まで展示室にて随時
展覧会ホームページ
http://www.ebara.co.jp/csr/hatakeyama/exhi2015spring.html

イベント情報

■茶室公開「近代の数寄者 畠山即翁の茶室で一服」
5月5日(火・祝)、6日(水・振休) 午前10時半~午後3時半まで浄楽亭にて
両日は、浄楽亭でお抹茶をお出しします。
益田鈍翁にゆかりのある毘沙門堂も外からご覧いただけます。
呈茶代:600円(干菓子付き) ※入館料が別途かかります

●講演会
「弘法大師と近代数寄者」 静岡文化芸術大学学長 熊倉功夫氏
日時:4月12日(日) 午後2時~3時半
会場:当館講堂 定員:100名 聴講無料 (別途入館料が必要)
申込方法:往復はがきの「往信用裏面」に郵便番号・住所・氏名(ふりがな)・電話番号を、「返信用表面」に郵便番号・住所・氏名を明記のうえ、下記の宛先までお送りください (はがき1枚につき1名でお願いします)。
申込先:〒108-0071 東京都港区白金台2-20-12 畠山記念館「講演会」係
申込締切:平成27年3月22日(日)
※当日消印有効 ※応募者多数の場合は抽選となります。

●列品解説
(展示品について学芸員が解説します。約60分) 事前申込不要
4月4日(土)、4月18日(土)、5月9日(土)、6月6日(土) 午後2時より、
4月16日(木)、4月30日(木)、5月14日(木) 午前10時半より

●ミニ・トーク
(主要作品を学芸員が解説します。約20分) 事前申込不要
4月5日(日)、4月19日(日)、5月10日(日)、5月31日(日) 午後3時より、
4月15日(水)、5月13日(水)、5月27日(水)、6月10日(水) 午前11時より

●関連イベント
① 呈茶「特製和菓子でお茶をたのしむ」
昭和12年4月の大師会茶会で、畠山即翁は両国・越後屋若狭製の主菓子「卯の花」を使用しています。この「卯の花」を特別にお日にち限定でご用意いたします。即翁が大師会茶会で使用した名古屋・升半のお抹茶とともにお楽しみください。
日時:4月4日(土)、5月9日(土)、6月6日(土) 午前10時より
料金:800円 ※なくなり次第終了となります

② 講座「畠山即翁の大師会茶会記をよむ」
畠山即翁は、生涯にわたって自筆の茶会記を残しています。本講座では、昭和12年4月の大師会茶会(圓成庵席)の道具組を示した茶会記のくずし字を解読し、即翁が工夫した取り合せの趣向をスライドでご紹介いたします。
日時:4月26日(日) 午前10時半~11時半
会場:当館講堂 定員:50名 聴講無料(別途入館料が必要)
講師:柳田さやか (当館学芸員)
申込方法:往復はがきの「往信用裏面」に郵便番号・住所・氏名(ふりがな)・電話番号を、「返信用表面」に郵便番号・住所・氏名を明記のうえ、下記の宛先までお送りください (はがき1枚につき1名でお願いします)。
申込先:〒108-0071 東京都港区白金台2-20-12 畠山記念館「4/26茶会記講座」係
申込締切:平成27年4月5日(日)
※当日消印有効 ※応募者多数の場合は抽選となります。

会場情報

畠山記念館 ハタケヤマキネンカン

Hatakeyama Memorial Museum of Fine Art

会場住所
〒108-0071
港区白金台2-20-12
ホームページ
http://www.ebara.co.jp/csr/hatakeyama/
更新日:2015年4月21日
登録日:2015年4月21日