ID:46008
春の展示
【第Ⅰ期】
仏の国インドへ
―インドの旅と仏
会場
棟方志功記念館
Munakata Shiko Memorial Museum Of Art
会期
平成27年3月17日(火)―7月16日(木)
展覧会概要
春の展示
【第Ⅰ期】 仏の国インドへ ホトケノクニインドへ ―インドの旅と仏
仏教をテーマに数多くの作品を制作してきた棟方は、昭和47年、詩人の草野心平とともに仏教発祥の地インドへ出かけました。2月27日から3月12日まで15日間の強行軍でしたが、アジャンタやエローラの石窟寺院群やカジュラホのヒンドゥー教寺院群、デリーにあるガンジーの墓などを見学し、大変収穫の多い旅でした。それまで裸婦の姿で神仏を描いたり生命の歓喜を表現してきた棟方にとって、石窟寺院で見た健康的なエロスと荘厳さを併せ持つ数々の彫像は大変興味深く、そのスケールの大きさと豊かな表現力に称賛の声を上げています。
また、棟方は神仏だけでなく、ガンジス河に昇る大きな太陽、真っ赤に咲き誇る花、おおらかに生きる人々などインドの雄大な自然や暮らしにも惹かれました。初めて訪れたインドの印象を「大きくて、もうとても重くて、濃くて、広くて、どうともならない国だよ」、「牛も、草も、岩も、みんな仏だよ。(中略) もう見えないもの全体がやっぱり仏、仏陀という感じがしたな。そういう旅だったよ。」と言い表しています。
今回の展示では、カジュラホのカンダーリャ・マハーデヴァ寺院で見た彫像に想を得て制作した板画《厖濃 (ぼうのう) の柵》や、油絵で描いた《大印度旭河図》などの風景図、華厳経を題材に描いた晩年の板画《華厳経唯心偈 (ゆいしんげ)》などの作品を紹介します。棟方が「厖濃」という造語で表現した熱気あふれるインドと仏の世界をご覧ください。
会場情報
棟方志功記念館 ムナカタシコウキネンカン
Munakata Shiko Memorial Museum Of Art
- 会場住所
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〒030-0813
青森市松原2-1-2 - ホームページ
- https://munakatashiko-museum.jp/
登録日:2015年4月7日