ID:45831
収蔵企画展
ルーツは「やまと絵」
―近代日本画の水脈をたどる―
会場
佐野市立吉澤記念美術館
YOSHIZAWA MEMORIAL MUSEUM OF ART,SANO
会期
平成27年 4月25日(土)→6月28日(日)
展覧会概要
収蔵企画展 ルーツは「やまと絵」 ルーツハ「ヤマトエ」 ―近代日本画の水脈をたどる―
土佐派の川崎千虎に学んだ小堀鞆音(佐野出身)など「やまと絵」にルーツを持つ画家たちや、「やまと絵」の様々な要素を取り入れた作品に注目し、収蔵品から構成する近代日本画の展覧会です。
明治期に「日本画」が構築される際に、橋本雅邦ら「狩野派」(漢画)に出自を持つ画家が活躍する一方で、「やまと絵」系の画家たちも「歴史画」を中心に大きな貢献をしました。また、江戸時代後期に「やまと絵」に取材した菊池容斎・冷泉為恭らの活動も、門人・私淑者たちに継承されました。そして大正から昭和初期には、「線」や「色彩」というアプローチから「やまと絵」を作画に活かす画家たちが登場します。彼らは歴史・人物画はもとより風景・花鳥画など、幅広いジャンルで華やかな作風を展開しましたが、この流れは東山魁夷ら戦後の日本画の源流として注目すべきものといえます。
本展では、それぞれの画家や「日本画」の展開において「やまと絵」がどのような意味を持ったのかを考えます。
なお併催として、「工芸―古典世界への憧れ」を開催します。近代日本陶芸の高峰・板谷波山作品に見られる中国・日本古典美術への関心を紹介するほか、「やまと絵」の基盤となった平安・鎌倉期の美術を象徴する技法「截金」(きりかね)を用いたガラス作品で注目を集める山本茜らの作品を展示します。
- 休催日
- 毎週月曜日(5月4日は開館)、祝日の翌日(4月30日、5月7日)、5月26日(火)
- 開催時間
- 午前9時30分 ~ 午後5時
- 観覧料
- 一般 510円 (20名以上の団体 460円)
- ※障害者手帳等をお持ちの方・大学生以下は観覧無料 (要 障害者手帳・学生証等の提示)
無料開館の日
当日はどなたでも当館を無料でご覧いただけます。
・くずうフェスタ:5月9日(土)
葛の里壱番館(美術館から徒歩2分)で各種イベント開催
・栃木県民の日:6月14日(日) - 展示替え情報
- 一部作品は会期中の展示替えがあります
(前期:5月24日まで、後期:5月27日から) - 展覧会ホームページ
- http://www.city.sano.lg.jp/museum/conduct/34.html
イベント情報
■コンサート
「和の響きをたのしむ ― 箏 (こと) コンサート」
・期日:平成27年4月29日(水・祝) 午後2時~3時
・演奏者:馬場 千井寿 (せんいじゅ) 氏 (山田流今井派名取)
■作家によるスライドトーク
「私もルーツはやまと絵 ― 截金 (きりかね) の魅力」
・期日:平成27年6月20日(土) 午後1時~2時
・講師:山本 茜氏 (截金ガラス作家)
※各催し物とも参加無料 (展覧会の観覧は有料)、
定員50名 (受付開始:4月3日(金) 午前9時30分~ 申込先着順)
作品鑑賞会 当館学芸員とご一緒に
5/2(土)、5/24(日)、6/14(日)
日時:各日午後2時~ (30分程度)
場所:美術館展示室 (エントランス集合)
自由参加。当日の観覧券が必要です。
会場情報
佐野市立吉澤記念美術館 サノシリツヨシザワキネンビジュツカン
YOSHIZAWA MEMORIAL MUSEUM OF ART,SANO
- 会場住所
-
〒327-0501
佐野市葛生東1-14-30 - ホームページ
- https://www.city.sano.lg.jp/sp/yoshizawakinembijutsukan/
登録日:2015年3月17日