ID:45639
スペイン・リアリズム絵画の異才
磯江 毅展 Isoe Tsuyoshi
―広島への遺言―
広島ホームテレビ開局45周年記念事業
会場
広島県立美術館
HIROSHIMA PREFECTURAL ART MUSEUM
会期
2015年3月25日[水]―5月24日[日]
展覧会概要
スペイン・リアリズム絵画の異才 磯江 毅展 イソエ ツヨシテン ―広島への遺言―
Isoe Tsuyoshi
あるがままを理想化せず描写しようとするリアリズム絵画。その圧倒的な細密描写を、深い精神性と避けがたい死への洞察によって独自の画風へと昇華させた磯江毅 (いそえ つよし)(1954-2007)。
19歳でスペインに渡った磯江は、徹底した観察で細部まで深く描き込むことを特徴とするマドリード・リアリズムと呼ばれる潮流の中にあって、スペイン美術界で最も注目される一人となります。1996年から活動の場を日本にも広げ、2005年には広島市立大学芸術学部教授に就任して後進の育成に当たるなど、広島の美術界にも大きな足跡を残しながら、画業なかば53歳という若さで他界しました。
マンチャというスペイン独特の深い陰影表現を学びつつ、中世に生まれた“ヴァニタス (人生の虚しさを表す寓意画)”に強く惹かれた磯江は、万物が逃れることのできない“死”という運命を「自らの問題」として描き続けました。そこから見いだされる独自の死生観と彼にしか成し得ない細密な描写は、凝縮された時間を感じさせ、観る人を深い思索へと誘います。
この展覧会では、磯江の初期の作品から絶作まで、代表作約100点を一堂に集め、彼の芸術の軌跡をたどるとともに、その稀有な画業をご紹介します。
- 主催者
- 広島県立美術館、広島ホームテレビ、中国新聞社
- 協賛・協力等
- 後援=中国放送、広島テレビ、テレビ新広島、広島エフエム放送、FMちゅーピー76.6MHz、エフエムふくやま、尾道エフエム放送、FMはつかいち76.1MHz、FM東広島89.7
協賛=広島県信用組合
企画協力=彩鳳堂画廊 - 休催日
- *会期中無休
- 開催時間
- 9:00 ~ 17:00
- *金曜日は20:00まで開館 *入場は閉館の30分前まで
*3月25日[水]は10:00開場 - 観覧料
- 一般 1,200(1,000)円、高・大学生 900(700)円、小・中学生 600(400)円
- *( )内は前売・20名以上の団体料金。
*学生券をお求めの際は学生証のご提示をお願いします。
*身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳及び戦傷病者手帳の所持者と介助者(1名まで)の当日料金は半額です。
*前売券販売所:
広島県立美術館、セブン・イレブン(セブンコード:035-462)、ローソン(Lコード:66636)、チケットぴあ(Pコード:766-610)、広島市・呉市内の主なプレイガイド、画廊・画材店、ゆめタウン、フジ、中国新聞社読者広報部、中国新聞各販売所(取り寄せ)など
本展入館券で、同時開催のHPAMコレクション展(2階展示室)もご覧いただけます (本展会期中に限る)。 - 展覧会ホームページ
- http://www.hpam.jp/special/index.php?mode=detail&id=126
イベント情報
講演会 (共催:広島県立美術館友の会)
演題:「磯江毅 ―スペイン・リアリズムを超えて―」
日時:4月11日[土] 13:30~15:00 *受付開始は30分前
講師:木下 亮 (昭和女子大学人間文化学部教授)
会場:地階講堂 (定員/先着200名) *聴講無料、事前申込不要
ギャラリートーク
日時:
3月27日[金]、4月3日[金]、4月10日[金]、4月17日[金]、4月24日[金]、5月1日[金]、5月8日[金]、5月15日[金]、5月22日[金] 11:00~
―
3月27日[金]、4月10日[金]、4月24日[金]、5月8日[金]、5月22日[金] 18:00~
*各回とも30分程度
担当:当館学芸員
場所:3階企画展示室 *入館券が必要です。直接会場にお集まり下さい。
ウェブレポーター大募集
3月27日[金] 17:00~19:30
受付場所:3階ロビー
対象:ホームページ、ブログ、ツイッター、フェイスブックなどで、本展のPRにご協力いただける一般の方
特典:実施当日に限り、本展へご招待
会場情報
広島県立美術館 ヒロシマケンリツビジュツカン
HIROSHIMA PREFECTURAL ART MUSEUM
- 会場住所
-
〒730-0014
広島市中区上幟町2-22 - ホームページ
- http://www.hpam.jp/
登録日:2015年2月24日