ID:45303
没後20年
ルーシー・リー展 Lucie Rie
―調和の器 (うつわ)・永久 (とわ) の憧れ
A Retrospective
会場
姫路市立美術館 企画展示室
HIMEJI CITY MUSEUM OF ART
会期
2015年 10月31日|土|―12月24日|木|
展覧会概要
没後20年 ルーシー・リー展 ルーシー・リーテン ―調和の器 (うつわ)・永久 (とわ) の憧れ
Lucie Rie A Retrospective
20世紀を代表する陶芸家、ルーシー・リー(1902-1995)が惜しまれつつ世を去って20年が経ちますが、彼女の遺した仕事は益々輝きを増して世界中に光を放っています。本展はこれを機に、初期から晩年に至る約200点の作品で彼女の足跡を辿り、その魅力に迫ります。展示作品の大半が日本初公開となるのみならず、今回新たに発見されたウィーン時代の作品もご覧いただけます。
ルーシー・リーは1902年にウィーンの裕福なユダヤ人家庭に生まれました。19世紀末から20世紀初頭のウィーンは、建築家ヨーゼフ・ホフマンが活躍し、建築から衣服までを総合的に調和させた美的空間の実現を目指したウィーン工房が誕生するなど、新たな美的価値が盛んに創出される先鋭的な空気がみなぎる都市でした。ルーシーは、ホフマンが教鞭をとるウィーン工業美術学校に入学。その類稀なる才能は既に学生時代より注目を集め、卒業後はブリュッセル万国博覧会(1935年)で金メダルを受賞するなど、彼女は国際的な活躍が期待される存在でした。しかし戦禍を逃れるために1938年にイギリスへの亡命を余儀なくされます。イギリスでは、バーナード・リーチやハンス・コパーという偉大な陶芸家達との出会いに恵まれ、幾多の困難を乗り越えて独特の造形美の世界を開拓します。そして1990年に病に倒れるまで、ロンドン市内の自宅で作品を作り続けました。
色鮮やかな美しい釉薬による加飾と抑制されたフォルムが生み出す個性的で格調高いルーシー・リーの芸術世界は、その果敢な生涯とともに国境や世代を超え人々に、勇気とインスピレーションを与え続けています。
- 主催者
- 姫路市立美術館、日本経済新聞社
- 協賛・協力等
- [後援] オーストリア大使館、ブリティッシュ・カウンシル、朝日新聞姫路支局、NHK神戸放送局・姫路支局、FMゲンキ、神戸新聞社、産経新聞姫路支局、サンテレビジョン、播磨時報社、播磨リビング新聞社、姫路ケーブルテレビ、毎日新聞姫路支局、読売新聞姫路支局、ラジオ関西
[協賛] 大伸社 [協力] オーストリア航空、全日本空輸、ルフトハンザ カーゴ AG、国際ゾンタ SEN姫路ゾンタクラブ - 休催日
- 月曜日 (ただし11月23日は開館)、11月24日(火)
- 開催時間
- 午前10時 ~ 午後5時
- 入場は午後4時30分まで
- 観覧料
- 一般/ 1000(800)円
大学・高校生/ 600(400)円
中・小学生/ 200(100)円 - ※( )内は20人以上の団体・前売料金
※インターネット割引:通常の観覧料から100円引き (10月31日より割引券を当館ホームページに掲載)
◎ 前売券取扱い場所 (10月30日まで)
姫路市立美術館友の会、キャスパホール、兵庫県立歴史博物館、神姫バスプレイガイド、ヤマトヤシキ友の会、中井三成堂、加古川総合文化センター、兵庫県立美術館
◎ 関西文化の日 11月14日(土)、11月15日(日) 常設展入場料無料 - 巡回等情報
- 茨城県陶芸美術館
2015年4月11日(土)―6月21日(日)
千葉市美術館
2015年7月7日(火)―8月30日(日)
郡山市立美術館
2016年1月16日(土)―3月21日(月・祝)
静岡市美術館
2016年4月9日(土)―5月29日(日)〔予定〕 - 展覧会ホームページ
- http://lucie-rie.exhn.jp
イベント情報
※詳細は当館ホームページをご覧ください。
オープニング記念講演会
「現代陶芸のパイオニア、ルーシー・リーの造形美」
10月31日(土) 14:00―15:30 (開場 13:30)
講師:金子賢治氏 (本展監修者・茨城県陶芸美術館館長)
会場:2階講堂 定員100人(先着) 入場無料 事前予約なし
記念講演会
「モダニスト! ルーシー・リーの知られざる魅力」
11月22日(日) 14:00―15:30 (開場 13:30)
講師:出川哲朗氏 (大阪市立東洋陶磁美術館館長)
会場:2階講堂 定員100人(先着) 入場無料 事前予約なし
「実演&レクチャー! ルーシー・リーの技を知ろう」
第1回 鑑賞ポイント編
実演を通じて作品のみどころを紹介します。
11月28日(土) 14:00―16:00 (13:30 開場)
第2回 制作ポイント編
実演を通じて技の秘密に迫ります
11月29日(日) 14:00―16:00 (13:30 開場)
講師:小山耕一氏 (陶芸家)
会場:2階講堂 定員70人 (各回ごと、要予約)
参加費:無料 ※ただし本展覧会の観覧券(半券でも可)が必要です。
【申し込み方法】
往復ハガキまたは当館ホームページのイベント申し込みフォームによりお申し込みください。定員を越えた場合は抽選します。往復ハガキの場合は ①住所 ②氏名 ③連絡の取れる電話番号 ④希望されるイベントの日付 を明記の上、姫路市立美術館「ルーシー・リー 講演会係」宛に郵送してください。 【締め切り】 10月31日(土) 当日消印有効
*1枚の往復ハガキに1人1回まで
ギャラリーコンサート&キュレータートーク
クラシック音楽の響きに包まれて、ルーシー・リーが生まれたウィーンの町や激動の時代に思いを馳せながら作品をご鑑賞いただく試みです。
会場:企画展示室
参加費:無料 ※ただし、当日の本展覧会の観覧券(半券でも可)が必要です。
■ ヴァイオリンコンサート&ギャラリートーク
11月15日(日) 15:30―16:30
ヴァイオリン 伊藤愛梨 ピアノ伴奏 松盛由佳
ギャラリートーク 当館学芸員
■サクソフォーンコンサート&ギャラリートーク
11月21日(土) 15:30―16:30
サクソフォーン 藤田麻緒 ピアノ伴奏 佐藤亜衣
ギャラリートーク 当館学芸員
■ピアノコンサート&ギャラリートーク
12月20日(日) 午前の部 11:30―12:30 午後の部 15:30―16:30
ピアノ 山中歩夢
ギャラリートーク 当館学芸員
子ども対象イベント ※対象:小学生から中学生まで。
ルーシー・リーの世界を音楽とともに体験しよう!
会場:企画展示室 定員20人(先着) 事前予約なし
集合場所:2階講堂
参加費:無料 ※ただし、当日の本展覧会の観覧券(半券でも可)が必要です。
■子どもギャラリーツアー(1) コンサート&ギャラリートーク
11月15日(日) 11:30―12:30
ヴァイオリン 伊藤愛梨 ピアノ伴奏 松盛由佳
ギャラリートーク 当館学芸員
■子どもギャラリーツアー(2) コンサート&ギャラリートーク
11月21日(土) 11:30―12:30
サクソフォーン 藤田麻緒 ピアノ伴奏 佐藤亜衣
ギャラリートーク 当館学芸員
会場情報
姫路市立美術館 ヒメジシリツビジュツカン
HIMEJI CITY MUSEUM OF ART
- 会場住所
-
〒670-0012
姫路市本町68-25 - ホームページ
- https://www.city.himeji.lg.jp/art/
登録日:2015年1月27日