ID:45246
無常なること
中野 弘彦 展 HIROHIKO NAKANO
会場
何必館・京都現代美術館
Kahitsukan-Kyoto Museum of Contemporary Art
会期
2015. 1月23日(金)―3月22日(日)
展覧会概要
無常なること 中野 弘彦 展 ナカノ ヒロヒコ テン
HIROHIKO NAKANO
1927年、山口県に生まれた中野弘彦は京都で育ち、京都市立美術工芸学校 (京都市立銅駝美術工芸高等学校)で日本画を学び、その後大学で哲学を専攻します。若い頃からハイデガーやニーチェに傾倒していた中野弘彦は、その作品にも独自の哲学が貫かれ「絵とは何か」「人間とは何か」という問いを常に自問自答し、探し続けた軌跡がうかがえます。
また中野弘彦は、藤原定家や鴨長明、松尾芭蕉や種田山頭火など先人の遺した言葉を通して、自らの思想を絵画化し、現代における表現の可能性を試みてきました。
画家は、絵に対しての確たる自分の考えを持つべきであると、常に語っていた中野弘彦の言葉が表すように、作家は一人の思想家であるといえます。そして、中野弘彦の作品の根底にはいつも「無常」という命題があります。
あらゆるものが画一化され、自分の表情を失いかけている現代にあって、絵画における思想と造形の接点を追及し、ひたむきに生と死の根源を見つめようと、真摯に制作を続けてきた孤高の画家でした。
本展では、絶筆をはじめ、屏風など作品約50点を展覧いたします。この機会に是非ご高覧下さい。
- 主催者
- 公益財団法人 京都現代美術財団
- 休催日
- 月曜 (但し祝日は開館)
- 開催時間
- 10:00 ~ 18:00
- 入館は17:30まで
- 観覧料
- 一般 1,000円 / 学生 800円
会場情報
何必館・京都現代美術館 カヒツカン・キョウトゲンダイビジュツカン
Kahitsukan-Kyoto Museum of Contemporary Art
- 会場住所
-
〒605-0073
京都市東山区祇園町北側271 - ホームページ
- http://www.kahitsukan.or.jp/
登録日:2015年1月20日