ID:44998

河野次郎と明治・大正の画人ネットワーク Kono Jiro and his Artist Network

会場

栃木県立美術館

TOCHIGI PREFECTURAL MUSEUM OF FINE ARTS

会期

2015 1|10 (土)→3|22 (日)

展覧会概要

河野次郎と明治・大正の画人ネットワーク コウノジロウトメイジ・タイショウノガジンネットワーク

Kono Jiro and his Artist Network

河野次郎(1856-1934)は、足利藩の江戸藩邸に生まれ、明治時代の最初期に師範学校の図画教員として活躍しました。大正時代を代表する画家、河野通勢 (みちせい) の父として、その画業に少なからず影響を与えたことが知られています。そのほかにも師範学校時代の教え子のなかには、若き日の画家、中村不折などがいました。
最初、田﨑草雲に南画を学んだ後、再び上京して洋画を学んでいます。高橋由一に師事したといわれ、油彩画や水彩画だけでなく、銅版画や石版画もよくし、後年は写真家としても活躍しました。西洋文化の移入と摂取が国家的な課題とされた明治時代の初めに、持ち前の好奇心で、次々と西洋美術の世界を自分のものとしていったパイオニアの一人です。
本展は、足利市立美術館に多数ご寄贈された河野次郎の絵画や資料を中心に、長野県信濃美術館や名古屋市美術館、調布市武者小路実篤記念館、信濃教育博物館、神奈川県立近代美術館の所蔵作品や寄託作品をあわせて構成し、約150点で郷土が生んだ知られざる画家に焦点を当てるものです。
また、子の通勢ほか、師と仰いだ田﨑草雲と高橋由一、親子で親交のあった牧島如鳩などの作品約50点を足利市立美術館及び栃木県立美術館のコレクションから加え、足利を中心とした画家たちのネットワークの一端をご紹介します。

主催者
栃木県立美術館
協賛・協力等
特別協力:足利市立美術館 助成:公益財団法人ポーラ美術振興財団
後援:朝日新聞宇都宮総局、NHK宇都宮放送局、エフエム栃木、産経新聞社宇都宮支局、下野新聞社、東京新聞宇都宮支局、とちぎテレビ、栃木放送、日本経済新聞社宇都宮支局、毎日新聞社宇都宮支局、読売新聞宇都宮支局
休催日
月曜日(1月12日は開館)、1月13日
開催時間
午前9時30分 ~ 午後5時
入館は午後4時30分まで
観覧料
一般 800(700)円、大高生 500(400)円、中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金

イベント情報

① 講演
「明治時代の美術教育と河野次郎」
講師:金子一夫氏 (茨城大学教育学部教授)
日時:2月22日(日) 午後2時より
場所:集会室
※聴講無料、事前申し込み不要

② ゲスト・ギャラリートーク
講師:江尻 潔氏 (足利市立美術館学芸員)
日時:2月8日(日) 午後2時より
場所:企画展示室
※当日の企画展観覧料が必要、事前申し込み不要

③ ギャラリートーク (担当学芸員による)
日時:1月10日(土) 午後3時30分より
1月31日(土)、2月14日(土)、2月28日(土)、
3月14日(土)、3月21日(土・祝) 午後2時より
場所:企画展示室
※当日の企画展観覧料が必要、事前申し込み不要

会場情報

栃木県立美術館 トチギケンリツビジュツカン

TOCHIGI PREFECTURAL MUSEUM OF FINE ARTS

会場住所
〒320-0043
宇都宮市桜4-2-7
ホームページ
http://www.art.pref.tochigi.lg.jp/
更新日:2014年12月16日
登録日:2014年12月16日