ID:44420
生誕100年
100th Anniversary of the Birth
小山田二郎 OYAMADA Jiro
会場
府中市美術館
FUCHU ART MUSEUM
会期
2014年11月8日(土)―2015年2月22日(日)
1部 2014年11月8日(土)~12月28日(日)
2部 2015年1月10日(土)~2月22日(日)
1部 2014年11月8日(土)~12月28日(日)
2部 2015年1月10日(土)~2月22日(日)
展覧会概要
生誕100年 小山田二郎 オヤマダジロウ
100th Anniversary of the Birth OYAMADA Jiro
戦後の日本美術を代表する異才・小山田二郎(1914-1991)は、幼いころ親戚の日本画家・小堀鞆音に水彩を学び、帝国美術学校在学中にはシュルレアリスムに傾倒しました。戦後1952年には瀧口修造の推薦によりタケミヤ画廊で個展を開催して注目を浴び、社会諷刺や攻撃的なまでの人間洞察を含むその絵画が画壇に鮮烈な印象を与えました。1960年から府中市のアトリエ兼自宅に暮らしましたが、1971年に妻子を残し失踪、以降社会から距離を置いた隠遁生活を送ります。その衝撃的な境遇と生き様、そして後に遺された作品群は、今なお独自の光彩を放っています。
また彼は先天的な病のため、幼児より顔に大きな痣があり、成長とともに下唇が膨れ上がるという容貌の持ち主でもありました。彼の描く奇怪な生き物たちやキリストの像は彼の自画像でもあり、自虐的な視線とともに、あたたかなユーモアさえも感じさせます。
闇の中からこちらを凝視する異形の生き物。あるいは、瑞々しい色彩の中に浮かび上がる幻想の世界。小山田の描く世界は、おどろおどろしい迫力の中にも、時にユーモアや優しさをも垣間見せて観る者を惹き付けます。本展では生誕100年を記念し、過去最大規模となる油彩・水彩作品計168点によってその全貌を回顧します。なお1部と2部で大幅な展示替えを行いますのでご注意下さい。
- 主催者
- 府中市美術館
- 休催日
- 月曜日(11月24日、1月12日をのぞく)、11月25日(火)、12月24日(水)、12月29日(月)―1月9日(金)、2月12日(木)
- 開催時間
- 午前10時 ~ 午後5時
- 入場は4時30分まで
- 観覧料
- 一般 700円(560円)、高校生・大学生 350円(280円)、小学生・中学生 150円(120円)
- *( )内は20名以上の団体料金 *未就学児および障害者手帳等をお持ちの方は無料
*常設展もご覧いただけます *府中市内の小中学生は「府中っ子学びのパスポート」で無料 - 展示替え情報
- *1部と2部で大幅な展示替えを行います
- 展覧会ホームページ
- http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/oyamadajiro.html
- 展覧会問合わせ先
- ハローダイヤル:03(5777)8600
イベント情報
■展覧会講座 いずれも14:00― 講座室 無料
・「小山田二郎の作品と時代」 小林真結 (当館学芸員) 12月21日(日)
・「二郎さんってどんな人? 小堀令子さんに聞く」 1月25日(日)
・「幻視と自画像の画家 小山田二郎(仮)」 粟津則雄 (美術評論家) 2月8日(日)
■20分スライドレクチャー 学芸員がスライドを使って展覧会の見どころを解説します
11月15日(土)、11月30日(日)、12月14日(日)、12月28日(日)、1月18日(日)、2月7日(土)、2月22日(日) いずれも14:00― 講座室 無料
■ワークショップ
現代作家と小山田二郎のコラボレーション!
モチーフ・技法それぞれの面から、ワークショップを通じて小山田二郎の世界を体験します。
・「仮面を作ろう!(仮)」 杉浦藍 (彫刻家) 1月17日(土)、1月24日(土)
・「水彩絵具のいろ☆色―花のブックカバー作り」 星きさら (画家) 2月15日(日)、2月21日(土)
※関連企画のタイトル・日程等は、変更になることがあります。
会場情報
府中市美術館 フチュウシビジュツカン
FUCHU ART MUSEUM
- 会場住所
-
〒183-0001
府中市浅間町1-3 (都立府中の森公園内) - ホームページ
- https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/
- 問い合わせ先
- ハローダイヤル 03 (5777) 8600
登録日:2014年10月14日