ID:44278
特別展
宮本三郎と鴨居玲 MIYAMOTO Saburo × CAMOY Rey
同時代を生き、師弟関係にあった二人。
それぞれの画業の行方は…。
会場
小松市立宮本三郎美術館
MIYAMOTO Saburo Museum
会期
2014| 10.11 |土|→11.24 |月・振|
展覧会概要
特別展 宮本三郎と鴨居玲 ミヤモトサブロウトカモイレイ
MIYAMOTO Saburo × CAMOY Rey
昭和21年、金沢美術工芸専門学校(現金沢美術工芸大学)の開校にあたり、郷里に疎開していた宮本三郎は洋画科で教鞭を執りました。第一期生として入学した鴨居玲は、父の知人であった宮本に師事し、深く傾倒して教えを受けます。創立メンバーの一人として宮本が二紀会を結成すると、鴨居は在学中に初入選を果たし、早くもその才能を開花させます。そして二人は生涯にわたる師弟関係を結びました。
昭和30年代に入ると、抽象画の波が日本の美術界を席巻します。高度な描写と具象を主とする宮本にとって、苦悩の時代が訪れました。二紀会を牽引する宮本は、会の存続と若手育成に携わりながら、画家として独自の表現を求め研鑽を続けます。画面には抽象画の研究で培ったマチエールと鮮やかな色彩が加わり、やがて生命賛歌をテーマとした華麗な裸婦の連作へと展開します。
一方の鴨居は自身の絵画世界を追い求めて模索を続け、海外を放浪。スペイン滞在時に充実期を迎え、独自の境地を開くものの、その後の制作は不調が続き、自ら闇に陥るようになります。深く暗い色調の中にわずかな光を求める作風は、師の宮本とは対照的といえます。二人の作品は見るものを惹きつけて離さず、年月を経た現在でもなお私達を魅了してやみません。本展では、石川県洋画を語る上で欠かせない存在となった二人の画業を、約50点の作品と遺品によって紹介いたします。
- 休催日
- 会期中無休
- 開催時間
- 9時 ~ 17時
- 入館は16時30分まで
- 観覧料
- 一般 400(300)円 大学生 200(150)円 高校生以下無料
- *宮本三郎ふるさと館と共通 *( )内は20名以上の団体料金 *こまつミュージアム・パス対応
イベント情報
(申込不要、観覧料必要)
10月12日(日)
「何でも聞けーる解説会」
時間:10月12日(日) 午後2時~ (約1時間)
内容:石川県立美術館 普及課長 二木伸一郎氏によるギャラリートーク
10月11日(土)、11月8日(土)
「こまつ再発見DAY!」
時間:午前11時~、午後2時~
内容:担当学芸員によるギャラリートーク
11月2日(日) 時間:午後2時~
内容:担当学芸員によるギャラリートーク
会場情報
小松市立宮本三郎美術館 コマツシリツミヤモトサブロウビジュツカン
MIYAMOTO Saburo Museum
- 会場住所
-
〒923-0904
小松市小馬出町5 - ホームページ
- https://komatsu-museum.jp/
登録日:2014年9月30日