ID:43757
小西保文 Yasufumi Konishi
人間愛~人びとへのまなざし~
会場
奈良県立万葉文化館
Nara Prefecture Complex of Man'yo Culture
会期
平成26年7月21日(月・祝)~9月28日(日)
展覧会概要
小西保文 コニシヤスフミ 人間愛~人びとへのまなざし~
Yasufumi Konishi
1931年 奈良県吉野郡川上村の生まれである小西保文は、神戸芸術研究所を研修後、1957年二紀展に初入選し、その後、生涯にわたり同展に毎年出品を続けます。1966年に第20回二紀展で同人優賞を受賞、1970年には同展委員に推挙され、1977年に文部大臣奨励賞(現文部科学大臣賞)、1996年第50回二紀展では内閣総理大臣賞を受賞するなど、着実に受賞を重ねていきました。
一貫して人物像を描き続けた小西保文の作品には、どこか孤独や愁いを帯びた表情の人びとが登場します。絵の中の人びとからは、苦しみや哀愁の中にありながら、反面、生きぬくことへの強さや希望、人間同士に向けられる深い愛情を感じ取ることができます。小西氏の人びとへ向けられるまなざしが作品の中に現れています。
ヨーロッパ、ニューヨーク滞在など、国内外での滞在取材を重ね、意欲的に制作を続けた小西氏は、1999年に故郷である奈良県吉野郡川上村村営の「匠の聚」にアトリエを移すことになります。環境に恵まれた郷里での制作は順調で、各地で個展を開催するなど活動を続けていましたが、2008年7月突然病が発覚し、同年10月77歳で逝去されました。その年、提出間際まで描き続けた第62回二紀展出品作である「窓辺の家族」が小西氏の絶筆となりました。
本展では、「匠の聚」小西保文アトリエ記念館の協力のもと、小西保文の初期の作品や受賞作、絶筆となった「窓辺の家族」までの作品を一挙に展示いたします。展示室内では、作品の展示とあわせて、小西氏のアトリエ再現やオブジェの展示のほか、現在「匠の聚」在住のアーティストの作品展示なども行います。
奈良に生まれ、画業に生きた一人の洋画家のその生涯を、本展を通して体感していただけましたら幸いです。
- 主催者
- 奈良県立万葉文化館
- 協賛・協力等
- 協力:川上村「匠の聚」小西保文アトリエ記念館
- 休催日
- 毎週月曜日(祝日の場合は翌日休館)
- 開催時間
- 午前10時 ~ 午後5時30分
- 入館は5時まで
- 観覧料
- 一般 (個人) 600円 (団体(20人以上)) 480円
高校・大学生 (個人) 500円 (団体(20人以上)) 400円
小・中学生 (個人) 300円 (団体(20人以上)) 240円 - ※その他の割引は万葉文化館へお問い合わせ下さい。
- 展覧会ホームページ
- http://www.manyo.jp/event/detail.html?id=83
イベント情報
学芸員によるギャラリートーク
平成26年7月27日(日) 午後2時~
※参加には観覧券が必要です。
会場情報
奈良県立万葉文化館 ナラケンリツマンヨウブンカカン
Nara Prefecture Complex of Man'yo Culture
- 会場住所
-
〒634-0103
高市郡明日香村飛鳥10 - ホームページ
- https://www.manyo.jp
登録日:2014年7月29日