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第72回企画展
はにわ大集合! 72nd feature exhibition Haniwa, clay figures
会場
天理大学附属 天理参考館 3階企画展示室1・2
Tenri University Sankokan Museum
会期
2014(平成26)年7月2日(水)~9月1日(月)
展覧会概要
第72回企画展 はにわ大集合! ハニワダイシュウゴウ!
72nd feature exhibition Haniwa, clay figures
埴輪は古墳の上に並べるために作られた、古墳時代独特の焼きものです。筒形の円筒埴輪と、人物や動物や道具の形の形象埴輪の2種類があり、300年以上にもわたって東北から九州に至る広い地域で作られました。はじめは円筒埴輪だけでしたが、やがて形象埴輪が生みだされました。人物埴輪のなかで女の人は巫女のような姿、男の人は武人が多く、動物埴輪は鶏と馬が大半を占めます。道具の埴輪は貴人の日よけの道具、建物、矢の入れ物、盾などがあります。埴輪に形作られたのは、日頃の暮らしにはあまり関係のない物や、特別な役目を担う人たちでした。形象埴輪は何かの儀式や、古墳に葬られた首長の権威を表すと考えられています。
そこで、形象埴輪は何かの儀式や、古墳に葬られた首長の権威を表すと考えられています。現在の古墳は、木々に覆われていて古墳か山か区別がつきませんが、千数百年前に古墳が完成した時は木は生えておらず、表面は土や石敷きでした。当時の人たちは古墳の上に累々と並ぶ埴輪を仰ぎ見て、そこに眠る首長の威光を感じたことでしょう。
今回の企画展では当館蔵品のなかから、円筒埴輪、形象埴輪ともにご覧頂きます。奈良県東大寺山古墳の埴輪や、大阪府仁徳天皇陵(大仙古墳)の埴輪のほか、近畿ではあまり見る機会のない関東地方の形象埴輪も展示します。それぞれの埴輪は、かわいい顔をしていたり大きく立派だったりと個性豊かで、土の人形としても楽しむことができます。
この機会に埴輪について知っていただくとともに、それぞれの埴輪の個性もお楽しみ頂ければ幸いです。また夏休み中の展覧会ですので、子供さんにも楽しんで頂けるコーナーを設置します。多くの方にお越し頂きたいと願っています。
- 協賛・協力等
- 後援:奈良県天理市、奈良県教育委員会、天理市教育委員会、NHK奈良放送局、毎日新聞社
- 休催日
- 毎週火曜日(ただし7月29日・8月26日は開館)・8月13~17日
- 開催時間
- 午前9時30分 ~ 午後4時30分
- 入館は午後4時まで
- 観覧料
- 大人 400円 団体 300円(20名以上) 小・中学生 200円
- (学校単位の団体は無料・事前申し込みが必要)
- 展覧会ホームページ
- http://www.sankokan.jp/exhibition/plan/72.html
イベント情報
★すべて入館料のみでご参加いただけます★
◆予習講座「はにわ入門―企画展はにわ大集合!にむけて―」
<1・2回目/研修室 3回目/企画展示室>
6月5日(木)・19日(木)・7月3日(木) 午後1時30分~ 約1時間
企画展の展示品について、予習する講座です
定員/各回100名(当日先着順)
◆講演会「はにわ人 (びと) の世界 西と東」 <研修室>
7月19日(土) 午後1時30分~ 約1時間30分
講師/千賀 久氏 (葛城市歴史博物館館長)
定員/100名(当日先着順)
◆ギャラリートーク(展示解説) <企画展示室>
7月25日(金)・8月9日(土)・8月26日(火) 午後1時30分~
夏休み宿題応援企画がもりだくさん!
◆「ナイス好奇心!」
埴輪に関する質問、疑問を掲示板に書いてください。後日学芸員が当館サイト上でお答えします。
◆「あったらいいな!こんな埴輪」
こんな埴輪があればいいと思う埴輪を掲示板に描いていただきます。
◆「人気な埴輪」
展示品の中で好きな埴輪に投票してください。ランキングを当館サイト上で発表します。
◆スケッチOK!
企画展示室内で写生をしていただけます(鉛筆類のみ)。
◆「1日で自由研究を完成させよう!」
ワークシートを利用して、埴輪についての自由研究をしていただけます。
会場情報
天理大学附属 天理参考館 テンリダイガクフゾクテンリサンコウカン
Tenri University Sankokan Museum
- 会場住所
-
〒632-8540
天理市守目堂町250 - ホームページ
- https://www.sankokan.jp/
登録日:2014年7月15日