ID:43435
「アート・スコープ 2012―2014」 Art Scope 2012―2014
旅の後 (あと) もしくは痕 (あと)
― Remains of Their Journeys
会場
原美術館
HARA MUSEUM OF CONTEMPORARY ART
会期
2014年7月12日[土]―10月13日[月・祝]
展覧会概要
「アート・スコープ 2012―2014」 「アート・スコープ 2012―2014」 旅の後 (あと) もしくは痕 (あと)
Art Scope 2012―2014 ― Remains of Their Journeys
日本とドイツの間で互いに現代美術のアーティストを派遣・招聘し、異文化での生活を体験しながら交流をはかる─それがダイムラー・ファウンデーション ジャパンの文化・芸術支援活動「アート・スコープ」です。原美術館は2003年から「アート・スコープ」のパートナーをつとめており、交換プログラムの成果を踏まえた展覧会を開催してきました。本展は2012年にドイツから招聘したリタ・ヘンゼンとベネディクト・パーテンハイマー、2013年に日本から派遣した今村遼佑と大野智史、あわせて4名による展覧会です。いずれのアーティストも、異国での滞在プログラムを終えたのち、その経験を踏まえて本展のために制作した新作を発表いたします。
人間は古くから旅をする生き物であったと言えます。旅が困難を伴う時代であった遥か昔から、《巡礼》や《参拝》といった宗教的儀礼としての旅は長い歴史を持ちます。時代が下るにつれ、交通の発達もあってさまざまな旅の形態が生まれました。
気候、風景、言語、民族、文化、社会─さまざまに《異なる》国・地域への旅は、旅人それぞれにとって大きな意味を持ち、貴重な体験になるものです。「アート・スコープ」プログラムによって異文化を経験した4名のアーティストは、それぞれの旅の過程で何を見、何を感じ、旅の《後》の創作活動にどのような刺激を得たのでしょうか。絵画・写真・インスタレーションなど多彩な出品作品の中には、ストレートに体験が反映され主題となったものもあれば、その旅の《痕》を表現の中につかみとりにくいものもあります。いずれも、旅の報告や感想ではなく、旅の経験を表現としての作品に結実させる4者4様のアプローチと言えます。そこに現代美術の多様な魅力を感じていただくと同時に、人間にとって《旅》をすることの意味を再確認していただければと思います。
- 主催者
- 原美術館/ダイムラー・ファウンデーション ジャパン
- 協賛・協力等
- 後援=ドイツ連邦共和国大使館
協賛=メルセデス・ベンツ日本株式会社/メルセデス・ベンツ・ファイナンス株式会社/三菱ふそうトラック・バス株式会社
企画協力/レジデンス・プログラム=NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト] - 休催日
- 月曜日(祝日にあたる7月21日/9月15日/10月13日は開館)/7月22日、9月16日
- 開催時間
- 11:00am ~ 5:00pm
- 水曜は8:00pmまで開館、入館は閉館時刻の30分前まで
- 観覧料
- 一般 1,100円、大高生 700円、小中生 500円
- 原美術館メンバーは無料、学期中の土曜日は小中高生の入館無料/20名以上の団体は1人100円引
イベント情報
ギャラリーガイド=日曜・祝日には当館学芸員によるギャラリーガイドを行ないます[2:30pmより30分程度]
アーティストトーク
2014年7月12日[土] 2:30―4:30pm 原美術館ザ・ホールにて
要予約(event@haramuseum.or.jp または Tel:03-3445-0669) 予約開始日:6月24日[火]
出演者(予定):今村遼佑、大野智史、リタ・ヘンゼン、ベネディクト・パーテンハイマー、安田篤生(原美術館)
参加費:一般 2,000円(入館料含む)、原美術館メンバーおよび同伴者2名様まで1,000円
会場情報
原美術館 ハラビジュツカン
HARA MUSEUM OF CONTEMPORARY ART
- 会場住所
-
〒140-0001
品川区北品川4-7-25 - ホームページ
- http://www.haramuseum.or.jp
登録日:2014年7月1日