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企画展

蓮杖【れんじょう】 没後百年 日本写真の開拓者 下岡蓮杖 A retrospective on Shimooka Renjō, 100 years after his death

狩野派絵師にして写真師。
幕末から大正を駆け抜けた、「写真元祖」波乱の生涯。

会場

静岡県立美術館

SHIZUOKA PREFECTURAL MUSEUM OF ART

会期

2014 6/10[火]→7/21[月・祝]

展覧会概要

企画展 蓮杖【れんじょう】 没後百年 日本写真の開拓者 下岡蓮杖 レンジョウ ボツゴ100ネン ニホンシャシンノカイタクシャ シモオカレンジョウ

A retrospective on Shimooka Renjō, 100 years after his death

下岡蓮杖 (しもおかれんじょう)(1823-1914年)は日本の写真開祖の一人。幕末に下田で生まれ、初め絵師を目指して狩野派に入門します。写真との出会いがその後の人生を大きく変えます。外国人写真師から機材と写場を引継ぎ、独学でその習得に努めました。横浜で写真師として成功を収めた後、浅草に移り住みます。進取の気性に富む蓮杖は、日本画のみならず、油彩画を含む絵画制作も続ける一方、石版画作品にも挑戦し、浄瑠璃を創作するなど、実に多彩な芸術活動を繰り広げました。
今年は蓮杖没後100年。この展覧会は、蓮杖の写真を中心に、絵画、工芸品と資料など約280点によって、知られざる蓮杖の全貌を紹介する大回顧展です。また、当館で日本の初期写真を展示する初の試みでもあります。日本の初期写真史において重要な位置を占める下岡蓮杖の世界、どうぞお楽しみください。

主催者
静岡県立美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
協賛・協力等
協賛/ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン・日本興亜損保 助成/芸術文化振興基金助成事業 協力/下田商工会議所 企画協力/東京都写真美術館
休催日
毎週月曜日 ※ただし、7月21日(月・祝)は開館
開催時間
午前10時 ~ 午後5時30分
展示室への入室は午後5時まで
観覧料
一般 700円(500円)、70歳以上 400円(300円)、大学生以下無料
*( )内は前売及び20名以上の団体料金。 *収蔵品展、ロダン館も併せてご覧いただけます。
*身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方と付添者1名は無料。

チケット販売所
前売券は6月9日[月]まで販売
[前売・当日券]取扱い チケットぴあ、サークルK・サンクス、セブンイレブン(Pコード共通:766-153)、ローソンチケット、ミニストップ(Lコード共通:47191)、静岡県立美術館
[前売券のみ]取扱い 大和文庫、戸田書店(静岡本店、江尻台店)、江崎書店(パルシェ店)、谷島屋(呉服町本店)、吉見書店(竜南店)、大丸松坂屋友の会、静岡県立大学売店、静岡大学生協、静岡県庁本館1階売店、静岡市美術館ミュージアムショップ、グランシップ、JR草薙駅前一部店舗
展示替え情報
*会期中、展示替えがあります。
展覧会ホームページ
http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/japanese/exhibition/kikaku/2014/02.php

イベント情報

特別講演会「浅草の変人奇人、下岡蓮杖のこと」
6月28日(土) 午後2時~3時30分
講師:木下直之氏 (東京大学教授、文化資源学)
会場:当館講座室(定員60名)
*申込不要、先着順。

美術講座「下岡蓮杖の写真と技術」
蓮杖の写真作品、写真史および当時の写真技法について解説します。
6月29日(日) 午後2時~3時30分
講師:三井圭司氏 (東京都写真美術館学芸員、本展企画者)
会場:当館展示室、講座室
*申込不要、展示室での聴講は本展入場券が必要です。

当館学芸員によるフロアレクチャー
学芸員が展示室で本展について解説します。
7月5日(土)、12日(土) いずれも午後2時~(各回30~40分程度)
*申込不要、本展入場券が必要です。

「下岡蓮杖展 渡辺鳳代賀 (ほうよが)(箏・三絃)ミニ・コンサート 邦楽で楽しむ明治から昭和の日本」
会期中、展示室で蓮杖の時代の音楽を味わうミニ音楽会を開催します。7月6日(日) 午後2時~(1時間程度)
*助演:青木康晴氏 (尺八) *協力:静岡音楽館AOI
*詳細は、個別ちらし、または当館ホームページをご覧ください。
*申込不要、本展入場券が必要です。

実技講座
遠近法を知って日本画を描こう 日本画と遠近法
《下岡蓮杖》展関連企画として、日本画と遠近法の実技講座を開催いたします。
下岡蓮杖(1823-1914)は日本の写真開祖の一人とされる人物ですが、絵師を志して狩野派に入門し、後に油彩画にも挑戦するなど、積極的に絵画制作に取りくみました。
この講座では、遠近法の歴史的な側面や概念にふれたのち、身近なものや風景を改めて見つめ直し、日本画の画材で描くことに挑戦します。一点透視図法で描かれた風景画の下絵をもとに、墨の濃淡による空気遠近法も用いて、奥行きの表現を体感してみましょう。
開催日 平成26年7月20日(日)
時間 10:30~16:30(お昼休憩をはさみます)
※受付は10:15迄に実技室へお越しください。
場所 静岡県立美術館 実技室
対象 中学生以上の個人
定員 12名程度
材料費 1,000円程度
※材料は美術館友の会が実費で販売します。
持ち物 ◇昼食 ◇筆記用具 ◇定規 *30cm程度 ◇デジタルカメラ *持参出来る方のみ、携帯電話可 ◇エプロン等作業服 *墨汁を使用します
講師 日本画家 日下 文(くさかあや) 氏
女子美術大学芸術学部日本画専攻卒業、日本画研究室助手。松本俊喬、宮城真に師事。静岡市清水区の龍華寺に釈尊涅槃図を描く。東京創画展、上海アートフェア、個展、グループ展等。
申込み 往復はがきにてお申込みください。
お申し込み方法 往復はがきに、希望講座名「日本画と遠近法」、住所、氏名、年令、電話番号をご記入ください。応募者多数の場合、抽選とさせていただきます。
※1枚につき1名お申込みください。
※記載していただいた個人情報はイベントに関する連絡のみ使用させていただきます。
●お申込み締切は7月10日(木)必着
※定員を超えた場合は、抽選とさせて頂きます。
※参加可否は7月14日(月)を目処に返信はがきで連絡します

会場情報

静岡県立美術館 シズオカケンリツビジュツカン

SHIZUOKA PREFECTURAL MUSEUM OF ART

会場住所
〒422-8002
静岡市駿河区谷田53-2
ホームページ
https://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp
問い合わせ先
◎教務課Tel.054-263-5755 ◎学芸課Tel.054-263-5857 ◎テレフォン・サービスTel.054-262-3737
更新日:2014年7月8日
登録日:2014年6月3日